国際理解講演会

7月19日（水）4，5年生対象に、和田達朗さんをお招きして国際理解講演会を実施しました。

和田さんはロシア語やロシア文学を大学で勉強した後、ロシアでの勤務等を経て、配偶者の故郷であるウクライナのオデーサで暮らしていましたが、ロシアによる侵攻を受け、配偶者と3歳の息子さんと共に日本に避難してきました。

講演会では、侵攻前の美しいオデーサの風景や郊外の別荘での穏やかな暮らしの様子を紹介していただいた後、侵攻直後の様子や「避難民」として見た日本の様子など、「一生活者」として見た現在のウクライナの様子や戦時下の生活について語ってくださいました。
生徒の皆さんからも現在のウクライナの生活の様子や、戦争が始まってからの報道の在り方、高校生として自分たちにできることはどのようなことか、など様々な質問が出て、和田さんからさらに幅広い話題について伺うことができました。

講演会が終了した後も和田さんのところには多くの生徒が質問に訪れており、桜修館生が世界について様々な観点からの関心を抱いていることが改めて伝わってきました。
今回の講演会のお話をきっかけに、国際的な問題を「生活者の視点」から見て、自分事として考え、行動につなげていって欲しいと思います。