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2025/01/20 生徒ニュース
第2学年 修学旅行の報告〈第二日〉
2日目は平和学習です。
1箇所目は、平和祈念公園・資料館。
平和の礎(いしじ)を前に、刻まれた名前の多さに圧倒される生徒たち。
平和の広場では黙祷と千羽鶴を捧げました。
生徒からは「なんだか空気感が他とは違う。綺麗だけど、特別な感じ。」と感想が漏れました。
2箇所目は、ひめゆり平和祈念資料館。
資料館ではひめゆり学徒隊の学校生活や戦場での証言映像を学び、職員の方による講話を聞きました。
壮絶なその内容に、生徒はシンとなって聞き入っていました。
さらに、学徒隊の死亡理由を読んだ生徒からは「死亡理由が不明の人もいるんだ。俺だったら絶対嫌だ」などの感想があがりました。
ひめゆり学徒隊が隠れた壕の入り口に向かって黙祷を捧げました。
昼食はレストランでいごにて。
沖縄そばやスパムを中心とした沖縄料理をいただきました。
3箇所目となるのはクラシンウジョウ壕。
沖縄戦に関する講話を聞き、入壕体験をしました。
壕の中は真っ暗で、灯りがなければ隣の人の顔も分かりません。
人生で一番の「真っ暗」という状態を体験しました。
生徒は「こんなにゴツゴツで真っ暗なところに小さい子もいたんだね」と、平和祈念資料館で知った情報を思い返していました。
4箇所目は、嘉数高台公園へ。
沖縄戦の激戦地であるここには、慰霊碑やトーチカがあり、当時の凄惨な歴史が想像できます。
トーチカとはロシア語で「点」や「拠点」を意味する軍事用語で、防御の中心となる陣地のこと。
このトーチカは鉄筋コンクリートでできているものの、本来の形からは大きくえぐられています。
また、コンクリートの表面には多くの弾痕がハッキリと残されていました。
地球儀を模した展望台に登ると、沖縄本島の南部から中部までの美しい景色が広がります。
特に普天間基地が街中にあることがよく分かる景観で、米軍機(オスプレイ)の飛行と着陸がすぐそこに。
沖縄の人々が抱える想いを想像しました。
平和学習が中心となった2日目。
まさに「ここ」で戦争が起き、沢山の方が亡くなったこと、戦争の悲惨さを強く感じた1日となりました。