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2024/05/31 生徒ニュース
4月23日(火)~4月26日(金)研修旅行に行ってきました【福祉科3学年】
福祉科は研修旅行ということで、学びを中心とした内容となっています。
今回は震災学習ということで、東日本大震災で津波・原発の被害を受けた場所を訪れ、多くのことを学びました。
研修旅行 1日目
東京駅から常磐線に乗って、福島県に向かいました。
アクアマリンふくしまで水族館を見学するとともに、海洋環境について学びました。
いわき震災伝承みらい館にて、東日本大震災で被害のあった地域にある伝承館で資料や説明を受けました。
宿泊地はJ-ヴィレッジホテルです。震災前はサッカー日本代表の合宿地でもありました。
ここは震災時、福島第一原発事故収束拠点となりサッカーコート10面ありますが、処理物の置き場や駐車場になっていた場所です。
研修旅行 2日目
この日は福島第一原発の近くにある東日本大震災・原子力災害伝承館にて、展示資料見学やフィールドワーク、語り部、一日の振り返り学習を行いました。
仙台市のホテルに向かう車中では、事前に準備していたクイズ・イントロ・ドン!をおこないました。
かなり盛り上がっていましたよ~!!
ホテルについて、夕食後に震災当時社会福祉協議会で勤務していてボランティアセンターを立ち上げた方から講演を受けました。
研修旅行 3日目
この日は宮城県にある仙台大学附属明成高等学校 福祉未来創志科の皆さんと交流をしました。
同じ介護福祉士養成課程の高校生ということで、「ボッチャ」「介護過程事例検討」というように、福祉に関する内容を通しての交流です。
「ボッチャ」は目隠し、椅子に座る、利き手とは逆の手など様々な状態で、ボールを投げて行いました。
お互いに協力しながら、おこなうことができました。
「介護過程事例検討」は、架空の利用者の状態を読みとり、その方に合わせた援助は何か?を考えました。どうしても、自分一人だけの考えでは限界があるので、多くの人の意見を取り入れながらより良い考えが出されてました。
仙台市内になるたんぽぽクリニック・こもれびでは、ホスピスの見学と職員の方への質問を通して、現場の様子を知ることができました。
「利用者の思い」や「死生観」について、知ることができました。
夕飯は仙台と言えば、「牛たん」ということで、みんなで専門店に行き、牛たん焼きに牛タンシチューを頂きました。
お店からホテルに向かう途中は散歩しながら時折、写真撮るなどして、普段とは違う雰囲気を味わいました。
研修旅行 4日目
午前中は東北福祉大学で模擬講義を受けました。
コミュニケーションや地域福祉について学ぶことができました。
一足先に、大学生の気持ちを知れました。
午後は、仙台市・松島市で自由散策をしました。
事前に決めていた行動計画に沿って、それぞれの楽しみ方をしていました。
全体を通して、学ぶ機会が多く大変な部分もあったかと思いますが、将来友人や家族など個人ではなかなか計画することが難く、学校単位だからできる内容を意識して計画しました。
楽しむ方法を考えなかったらどんなに素晴らしい観光地に行っても楽しめません。
どこに行っても「どのように楽しむか」を考えることが大切です。
私は介護現場で利用者とお出かけをたくさんしてきましたが、多くの制限がある利用者に「どのように楽しんでもらうか」ということを職員同士で話し合い、たくさん考え、実施し多くの利用者の笑顔に触れることができました。
高校生にとっては物足りないと感じると思いますが、今回の研修旅行を通して、今後の旅行に活かしてもらえたら嬉しいです。
(文責:3年4組担任)