第35回 八王子近郊オープン高校卓球大会の報告
2025/02/10
令和6年度 第35回 八王子近郊オープン高校卓球大会の報告
2月9日(日)にエスフォルタアリーナ八王子で八王子近郊オープン高校大会が行われました。この大会はオープン大会なので東京都の学校だけではなく、埼玉県の学校や、練習試合でお世話になった神奈川県、千葉県の学校も参加していました。
この大会は3年生も出場できる大会でしたので、12月に行われた相模原市近郊高校生卓球大会と同様に、野津田高校からは3年生の小林と2年生の市川の2名が出場しました。昨年のこの大会では小林がベスト16、市川が4回戦まで勝ち上がり、今大会では2人ともシード選手で2回戦からの出場でした。
小林は初戦の2回戦で新宿の選手に対して1ゲーム目を奪われて苦しんだものの3対1で勝利。3回戦は穎明館の選手に3対0で勝ち4回戦進出。4回戦は今大会で3位に入った上水の選手に0対3で敗れてしまいましたが、高校生活最後の大会も全力でのプレーでした。市川は2回戦で八王子の選手に、3回戦で入間向陽の選手に対していずれも3対0で勝利。4回戦は日野台の選手に1対2とリードされたものの、何とか粘り3対2で勝利して5回戦進出。続く5回戦の相手は今大会で優勝し、練習試合でも何度も対戦している東海大浦安の選手でした。良いラリーでの得点も多くありましたが力及ばずに0対3で負けてしまい入賞とはなりませんでした。
禅に「看脚下(かんきゃっか)」という言葉があります。昔、中国に法演(ほうえん)という僧がいました。ある晩、3人の弟子をつれて寺に帰るときに暗い夜道で明かりを灯していましたが、風が吹いてきてその灯が吹き消されてしまい真っ暗になってしまいました。一向はそこで立ちすくみます。そのとき、法演が3人の弟子に向かって「暗い夜に道を歩くときは灯が必要だ。その明かりが今消えてしまった。さぁお前たち、この暗闇の中をどうするか言いなさい。」と質問しました。ここで暗闇とは、自分の行く先が真っ暗になったということです。2人の弟子がそれぞれ答えましたが法演は納得せず、そして最後に圜悟克勤(えんごこくがん)が「看脚下」と答えました。つまり、「真っ暗で危ないから、つまずかないように足元をよく見て歩きましょう」と答えたのです。この言葉が法演の心にかない絶賛したということです。暗い夜道で突然明かりが消えたのならば、まず、今ここでなすべきことは何か。それは他の余計なことは考えずに、つまずかないように足元をよく気を付けて行くということなのです。もう一歩進めて解釈すると、自分自身をよく見なさいということです。さらに自分自身を見つめなおし、新年度の大会に向けて取り組んでいきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
第35回 八王子近郊オープン高校卓球大会
5回戦敗退 市川 (ベスト16)
4回戦敗退 小林
<卓球部に関する問い合わせ>
東京都立野津田高等学校 電話042-734-2311
卓球部顧問 平 雅行(東京都高等学校体育連盟卓球男子専門部委員長、日本スポーツ協会公認コーチ3取得)までご連絡ください。
「部活動体験」や「部活動見学」もお待ちしております。