【６日目報告】令和５年度　多文化共生海外派遣研修 (エジプトコース)

　研修最終日となりました12月15日(金)は、はじめにクフ、カフラー、メンカウラーのギザの3大ピラミッドに訪れました。写真で見るよりもその実物の大きさに圧倒されました。ピラミッドを建てられた理由や方法、いつの時代のものかなど調べてしまえばすぐにわかることですが、それでもこのような巨大な人工物を古代エジプト人は、どうやって巨石を一つ一つ積み上げたのか不思議に思わざるを得ませんでした。今回は3つの中で最も大きいクフ王のピラミッドの内部に入りました。入り口から最奥の玄室まではおよそ10分~15分程度姿勢を低く保ちながら進み、上から降りてくる観光客とすれ違う際は、何とか端に避けて譲り合う必要がありました。玄室は石壁でおおわれている以外何も置いてありません。発見当時、内部から財物やミイラなどは見つかっておらず、その詳細は現在も分かっていないそうです。

　午後は考古学博物館と文明博物館を視察しました。考古学博物館には知っている人も多い古代エジプトの王様ツタンカーメンを見ることができ、文明博物館には世界最大数のミイラが展示されています。生徒たちは熱心に添乗員さんの解説を聞き、積極的に歴史を学んでいる様子でした。ピラミッドを訪れたあとにそこで発掘された展示物を見ることで、繋がりを以ってより興味関心を持てたことと思います。また、これまで教科書でしか見聞きしことのない人物の名前や歴史的遺物を実際に見ることで、今後授業やテレビなどで紹介されたときに、あらためて今回得た経験が活かされ理解が深まるのではないでしょうか。