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研修5日目12月14日(木)は、エジプトの国立サイエンスハイスクールのWE School for applied technologyを訪問しました。一年次から理系科目を中心としたカリキュラムを組んでおり、授業は基本的にすべて英語で教わります。今回は一年生の物理の授業とパソコンソフトを使った建築デザインの授業を見学させてもらいました。どの生徒たちも積極的に発言したり、先生に質問を投げかけたりするなど授業に対する前向きな姿勢が伝わってきました。プレゼン発表では、We schoolの生徒が自分たちの高校について紹介をした際、そのプレゼン力に日本の高校生たちはとても驚いた様子でした。本校の生徒は「日本とエジプトの子どもに関わる諸問題」をテーマに調べ発表しました。聞いてくれている生徒たちに自分たちの英語がうまく伝わるか最初は不安でしたが、関心を示してたくさんの質問や日本の良さをコメントしてくださりました。また、自分たちの身の周りではどんな問題があるのかや、エジプトの教育システムについてのアンケートにも喜んで応えてくれました。We schoolでは「コミュニケーション」という授業があり、交流の時間には積極的に日本の高校生に英語で話しかけるなど培われたコミュニケーション力の高さに圧倒されました。
午後は在エジプト日本国大使館を訪れ、大使館の仕事内容や二国間の友好関係についてのお話を聞いた後、高校生から職員さんへエジプトの大使館に務めるようになった経緯や、エジプトでの生活、これからの進路に向けたアドバイスなど様々な質問に応えてもらいました。それまで、大使館は外務省の職員が派遣されるものだと思っていましたが、金融庁や経済産業省、文部科学省など外務省以外から大使館に異動してくるという事をはじめて知りました。普通ではなかなか経験できない非常に貴重な学びとなりました。
この日の最後はミーティングルームで、これまでの学習の振り返りを参加した高校生全員に発表してもらいました。何度も直面した言葉の壁であったり、コミュニケ－ションの大切さ、海外の学生に負けないようもっともっと英語を勉強したいなど、一人ひとりの気持ちを言葉にしてくれました。
