【２日目報告】令和５年度　多文化共生海外派遣研修 (エジプトコース)

　12月11日(火)の今日は午前中にアレキサンドリア市内の市場視察ということで、スーパーマーケットに訪れました。多くの人がイメージするように海外のスーパーは、天井や陳列棚の高さといった店内の広さ、品揃えの豊富さが日本と比べ、その規模の大きさに驚きました。本研修に帯同してくださっている添乗員さんの話では、エジプトで使われる通貨のエジプトドルがエジプト国内以外では手に入りにくいため、多くのお店やサービスでアメリカドルを利用することができると聞いていました。しかし、実際のところ、ここ数年のコロナショックやウクライナ・ロシア情勢による物価高の上昇からエジプトポンド・ドル相場の為替変動が激しく、今回訪れたスーパーではドルを取り扱っていない事を知りました。こういった情報は、本やインターネットで調べたり、旅行会社から聞いたりするだけでは出てこないこともあるため、実地踏査しっかり行い、正確な現地の情報を得ることの重要さを体験できた面白い経験でした。
　午後は「大成建設」さんの建設工事の現場を見させていただきました。「大成建設」は日本国内だけでなく海外の土木建築や都市開発、インフラの整備、不動産など様々な分野で活躍されてます大手ゼネコンで、今日は私たちが昨日利用しましたボルグ・エル・アラブ国際空港の第２ターミナルの拡張工事の現場見学をしました。CM広告や国立競技場建設などで有名なことで知っている生徒は多かったですが、実は平成28年度に移転した本校新島の新校舎の建築にも携わっていたことをはじめて知りとても驚いていました。広大な滑走路ができるまでの施工の様子や、荷物運びの裏側など普段、私たちが見ることのできない現場を見ることができました。また、事業を任せてくださった顧客の満足に叶うよう、その国の気候や環境に合わせ使う建設資材を変えたり、大規模な事業をやるからこそエジプトに出稼ぎに労働しに来る近隣諸国の人たちの雇用を確保したりするなどのお話を聞くことができました。