本日、都立科学技術高等学校で開催された「第2回 女子生徒による理系女子のための研究発表交流会」に本校の5年生が参加しました。今回、参加した生徒は、オンラインでのポスター発表の経験はありましたが、校外に出向きポスター発表を行うのは初めてとのことでした。60分間余りあった発表の時間には、ポスターの前には絶えず他の参加者がやって来て、内容の紹介や質疑応答等をしていました。
会場から屋外に出られる扉は常に全開であり、さらに発表の間には消毒や換気をする等、十分な感染症対策により、対面でのポスター発表が行われていました。対面で発表できると、発表を聞いていただいた方々から直接、質問を受けたり、感想を聞いたりすることが出来ます。従来は当たり前にできたことですが、改めて対面の良さを実感しました。
今はまだ校外での発表の機会は限られますが、ぜひ積極的に取り組みを発表する機会を活かして欲しいと思います。
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本日、文部科学省が主催する全国高校生フォーラムがオンラインで開催され、本校の代表生徒(5年生)が「オーガニックコットンの普及と新しい栽培法の取り組みについて」というタイトルで発表しました。
4・5年生のLWP(個人研究)のテーマとしてオーガニックコットンを選び、コットン栽培に関する研究を行いました。2年間に渡る試行錯誤の末、データを収集することができました。また、世の中でオーガニックコットンへの関心が高まっている段階ですが、より多くの人にオーガニックコットンの価値を知ってもらうための普及活動を提案しています。具体的な取り組みとして、高尾ビジターセンターとのコラボレーションで、自分たちが栽培した綿花を利用し、高尾の動植物を題材としたバッジ作りのワークショップを実践してきました。これらの研究内容を総括する形で英語でプレゼンテーションしました。
自分の言葉でしっかりと説明し、アドバイザーの先生方からの英語での問いかけに対しても落ち着いて的確に対応するなど、代表生徒として素晴らしい活躍をしました。
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本校では5年前から、生徒が自ら社会や自然環境における課題に気付いたり、持続可能な社会活動に関する活動を行ったりするきっかけを見出すことを目的として、檜原村の「ふるさとの森」や「フジの森」でのフィールドワーク活動を行っています。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で秋まで活動を自粛していましたが、11月からようやく活動を再開することができました。
11月21日(日)と本日の2日間にわたって、FSC(森林管理協議会)の認証を取得した森で素材となる木の枝などを採取し、それを使って「木の鉛筆」や「リース」などを作る試みを行いました。NPO法人フジの森 の方の指導を受けながら作品作りに取り組み、その作品を四季の里で販売する計画になっています。少しでもFSCのことを知ってもらう試みのひとつになります。都内にある都立・私立の5校が参加し問題を共有し、学びの多い時間となりました。
今年度の「税についての作文」で「八王子税務署長賞」を受賞した3年生の生徒が一日税務署長を務めました。
八王子税務署長から委嘱状を受け取った後、名刺交換や署内巡回、署長室における記念撮影などを行いました。なお、表彰された生徒の作品は、以下の日程で展示される予定です。お時間があれば御覧ください。
1月17日(月) | ~ | 1月28日(金) | 東京都八王子都税事務所(東京都八王子合同庁舎内) ロビー ※ 土曜・日曜は閉館になりますので、展示を御覧いただけません。 |
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2月14日(月) | ~ | 2月27日(日) | セレオ八王子 北館(JR八王子駅北口) 9階 レストランフロア セレオガーデン |
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3月11日(金) | ~ | 3月21日(月・祝) | イーアス高尾 2階 そよかぜ広場 |
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本日14時30分から、東京都教育委員会主催「学校給食飲用牛乳パックデザインコンテスト」の表彰式が、東京都立産業技術研究センターにて実施されました。5月の作品提出、6月のオンラインによる二次審査(その際の様子はこちらを御覧ください。)の結果、本校から応募した5年生3名は最優秀賞1名、優秀賞2名と全員が入賞しました。
表彰式では、一人一人に表彰状と副賞が手渡されました。今回のコンテストはプラスティックストローを使用せずに飲むことができる牛乳パックのデザインを募集するものでした。本校では2年前から、海洋プラスチック削減の一環として、給食においてストローを使用しない取り組みを進めてきました。プラスティックストローを使用しない牛乳パックデザインについても、本校のグローバル問題研究会のメンバーを中心にそのデザインを研究してきました。今回入賞した生徒は、この取り組みの中心メンバーでした。2年前のデザインをさらに改良し、コンテストに応募し、今回の結果となりました。
表彰式の後は、東京都立産業技術研究センターを見学させていただきました。生徒たちは3Dプリンター等、企業支援のためのさまざまな設備を、予定の時間を延長して、熱心に見学していました。
見学後は、産業技術研究センターの研究員の方が試作した本校生徒の作品を、デザインの特徴やさらに改良すべき点、企業が製品化するにあたっての問題点について入賞者全員で情報交換と議論をしました。生徒たちは製品化するためのさまざまな課題について気付かされると同時に、自分たちの作品が製品化されることに期待をもっているようでした。
【コンテストの趣旨】 東京都教育委員会は、「児童・生徒への環境教育の観点から地球環境問題に対する取組として、学校給食におけるプラスティックストローに代わる飲用方法の検討」を目的として、産業労働局の「都政課題解決プロジェクト」事業を活用し、東京都立産業技術研究センターと調査を行っています。 都立学校及び都内公立学校等の児童・生徒が、学校給食で提供される牛乳をプラスティックストローの使用をせずに飲むことが可能となるよう、200 mL の飲用牛乳パックの形状の改良について、学校給食乳業メーカー等への「試作品」提案に向けて取り組んでいるところです。 そこで、今後検討する試作品の原案となる「牛乳パックのデザイン」を生徒の皆さんから募集することになりました。 |
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本校では3年前から美術室前の花壇でオーガニックコットンを栽培しています。今年は栽培を手伝ってくれるメンバーでオーガニックコットンチームを作りました。本日、チームの8名が高尾ビジターセンターを訪問し、ビジターセンターとの共同企画としてワークショップを行いました。
ワークショップでは、12時と13時の2回、本校で育てた綿花を材料に、バッジ作りをしました。高尾の自然を記憶に残してもらう目的で、オオルリ、ムササビ、ヤブツバキを作りました。参加された方はみな喜んでくれて、お手伝いをした生徒にもたくさんの学びがありました。今後も続けられたらと考えています。
今年7月に始まった小学生への学習支援が、今月になって再開しました。以下は、本企画の代表生徒による文章です。
12月6日(月)と10日(金)の2日間、本校5年生の有志団体 ones を中心とした4・5年生 延べ25名が、八王子市立第四小学校の放課後子供教室にボランティアとして参加しました。今回は7月以来の訪問でした。
前回の訪問から期間があいてしまったにも関わらず、小学生は変わらず元気に明るく受け入れてくれました。校庭で遊んだり、教室で勉強を教えたりして、多くの場面で子供たちと関わることができました。新型コロナウイルス感染症の影響で制限された活動になりましたが、学ぶことも多く、普段と違った貴重な体験でした。
今後の活動も意味のあるものになるように準備していきたいと思います。
本日の放課後、ベトナムの首都ハノイ市にあるチューヴァンアン(Chu Van An)高校(以下「CVA高校」と表記)の生徒達と今年度2回目(通算4回目)のオンライン交流会を実施しました。
本校からは4年生(高1)5名と5年生(高2)3名の計8名が参加しました。CVA高校からは英語コースの30名が自宅から参加してくれました。
交流の始めはアイスブレイクとして、日本とベトナム双方で「今、高校生の間に流行しているもの」を紹介しあいました。CVA高校の生徒は、プレゼンテーションソフトで作成した資料を使って、スラング「meme」、オンラインショッピング、スナック(ミルクティ―、バインミー、ポップコーンなど)、学校のクラブやスポーツデーなど学校行事などの紹介がありました。学校には科学部やディベート部等のクラブがあることや、スポーツデーなどの学校行事は大変人気があるが、ここ2年間は新型コロナウイルス感染症の影響で開催できずに残念だと言っていました。本校の生徒は、人気のお菓子であるオートミールとタピオカドリンクを紹介しました。また、流行している音楽についても紹介しました。CVAの高校生からは、日本のお勧めの歌手やアニメ、マンガイベントについて質問がありました。ベトナムでも、日本のアニメや映画、音楽がポピュラーなことから、双方で話が盛り上がりした。特にCVAの高校生が「コミケ」や「同人誌」について知っていることに本校の生徒は大変驚いていました。
アイスブレイクのあとは、双方の観光について紹介しました。まずCVA高校から新型コロナウイルス感染症の流行する前の観光と、流行後の観光について説明がありました。観光はベトナムにとって大変重要な産業であることや、日本人はベトナムにとって第3位の入国者数であること(1位は中国、2位は韓国)の説明がありました。その後、ベトナムの世界遺産を中心にベトナムの観光地についての紹介がありました。特に有名な「ハロン湾」が印象的でした。またゴルフ産業が大きな位置を占めていることも紹介されました。ベトナムは世界観光旅行賞を獲得するほど、世界から注目される観光立国であることが大変よく理解できました。
本校からは、まず新幹線について紹介しました。その後、姫路城などのお城、日本の自然、特に雪景色について日本の魅力を紹介しました。CVA高校からは「桜シーズンはどのようなことをして楽しむのか?」「お城の魅力」「雪に触った感じはどんな感じか」などがありました。双方の観光についての紹介はとても魅力的で良いプレゼンテーションでした。本校の生徒は、魅力的なベトナムに訪問したいと感じていたようでした。また日本の観光について調べたり、CVA高校生から質問されたことで、改めて日本の魅力を再認識したようでした。
今回の交流では双方の質問が多く、CVA高校の生徒が日本に大変興味をもってくれたことで話が盛り上がり、時間を延長するほど充実したものとなりました。双方の調整がつけば、3学期に、今年度3回目となる交流会を実施する予定です。
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本日の放課後、今年度4回目のWWL STEAM教育講座を開催しました。
今回は東京工科大学 工学部 機械工学科の上野祐樹 先生をお招きして「人と関わり、支援するロボット」をテーマに講義していただきました。上野先生は、今年10月に開催された「NHK学生ロボコン2021」でベスト4に進出した東京工科大学チームを指導されています。
最初に、ロボットの分類についての話がありました。最新のロボット映像を見ながら、まずその進歩について学びました。最近は、介護ロボット、廃炉作業ロボット、人の移動を助けるロボット、人の運動機能を補助するロボットなどが普及してきているとの説明がありました。その後、先生の研究テーマである移動ロボットについての講義に移り、全方向に移動できる仕組みやロボットの構造について学びました。また、先生が持参した球体型のロボットを操作させていただき、その動きのスムーズさに驚きました。また、ロボット内部の構造を見せていただき、ロボットが動く仕組みを具体的に理解できました。さらに講義の後半では、ロボットに必要な要素である「身体」「頭脳」「感覚」へのアプローチの仕方や大学での学びについてにお話がありました。
最後に、先生が学生時代から参加されている「ロボコン」について、映像を交えての紹介がありました。ロボコンに参加することで、「技術や知識が身につく」「問題解決能力が身につく」「共同作業を通じてコミュニケーション能力が身につく」ということで、生徒にもチャレンジを呼び掛けていました。最後に、「全方向移動ロボットはなぜ3つのホイールがあるのか?」「ロボコンへの準備期間と練習について」「ロボットをスムーズに動かすポイントは?」など生徒からの多くの質問に丁寧に回答してくださいました。
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以下に生徒の感想を紹介します。