校章

東京都立国分寺高等学校

ニュース

2025/08/20 SSH

高校生MIRAI万博で発表してきました

7月31日に「三菱みらい育成財団 高校生MIRAI万博」において、生物部『カラスバト音声班』が発表してきました。第1部は探究の成果で全国から選ばれた高校生20チームの発表。本校は優秀賞チームとして万博会場ウーマンズパビリオン「WA」スペースで第2ブロック3番目の発表でした。この研究は小笠原諸島・伊豆大島や八丈島などに生息する絶滅危惧種カラスバトやアカガシラカラスバトを観察し、鳴き声を分類し、意味解明を試みています。3人とも落ち着いてしっかり発表していました。当日の発表は「高校生MIRAI万博」の公式サイトで視聴できます。このイベントは、発表者は同じホテルにて前日から泊まり込み(前日はリハーサル)で行われています。発表当日の夜はレセプションが企画され、全国のチームの仲間たちとたくさん話せたことも、国分寺高校生参加者にとって大きな収穫になりました。

 

《参加生徒感想》

・今回の三菱みらい育成財団が主催する高校生MIRAI万博は、総勢180名を超える高校生が集まる、僕にとってとても貴重な機会となりました。発表前日の夕食に、初めて実際に発表を行う高校生の方々に会った時は緊張しましたが、みなさんがフレンドリーに接してくださったこともあり、多くの人と交流することができ、嬉しかったです。発表当日には、多くの方々が来場してくださり、カラスバトの保全につながる大きな一歩になったと思います。今回も多くの人に支えられ、このような大きな舞台で発表することができました。本当にありがとうございました!!

・北海道の札幌から九州の奄美大島まで、全国各地から集まったメンバーと交流できたことが何よりの体験でした。みんなでご飯を食べながら、発表した内容や高校生MIRAI万博に関わった経緯のことはもちろんのこと、それぞれの出身地のことや高校から部活まで色々な話をしたことが心に残っています。他の参加者の発表を直に聞くことができたことも含め、この経験は高校生MIRAI万博という機会でないと得られないものであり、本当に良い経験をさせていただいたと思いました。

・僕は今回、万博での発表を通して、カラスバトの魅力を多くの人に伝えることができ、非常に充実した時間を過ごせたと感じています。発表前は、緊張と高揚との相反する感情に包まれていました。一度きりの発表の中で、できるだけ多くの人にカラスバトの魅力を伝えられるよう全力で臨みました。発表後は、全力を出し切った達成感と、万博という大きな舞台で自分たちの研究を発表できた喜びで胸がいっぱいになりました。また、他校の発表を聞き、それぞれが「研究を伝えたい」「地域をより良くしたい」という想いを持っていることが伝わり、深く感動しました。夜に行われた交流会では、全国各地の参加者と互いの地域の特色や共通の趣味について語り合い、時を忘れるほど楽しい時間を過ごしました。今回の発表と交流を通して、僕が強く感じたのは「一期一会」という言葉の意味です。人や発表との一つ一つの出会いがかけがえのないものであり、その瞬間を楽しむことの大切さを実感しました。今後もカラスバトの魅力を様々な場で発信し、新たな出会いを大切にしていきたいです。

 

画像1

真剣に発表するカラスバト音声班

 

画像2

左から2年渡邉葉月さん・2年大津洸太郎さん・3年鈴木匠さん・顧問の市石博先生