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2024年10月18日(金)~22日(火)サイエンスキャッスル東アジア大会に参加させていただきました。
思っていた以上に大きな大会で、各国の代表が集まり、大きな舞台上で口頭発表、フロアでポスター発表が行われました。参加国の代表の熱意がすごく、またその英語力も大したものでアジアのこれからの発展が期待できると感じた大会でした。彼らのテーマは、環境問題や医療の問題などこれからの時代を考えるうえで重要となる内容が多く、好感が持てました。本校の生徒も用意してきた材料を一生懸命発表していて、参加国の生徒からは好評でした。
今後の研究と英語でのコミュニケーション能力の錬成へのモチベーションとなったことと思います。
諸外国の生徒との交流は、大変楽しかったようで、各人が用意した英語版の名刺100枚はすべて配ってしまったようでした。
以下 引率教員、参加した生徒のコメントを掲載いたします。
(H先生)
大きな成果としては、①生徒の英語学習に対するモチベーションの向上および②様々な意味で視野が広がった事だと思います。 ①について、先週のサイエンスフェアに向けた練習も、一度マレーシアで発表したのと同じ内容だからと妥協することなく、自分たちでJETの先生に依頼してご指導いただいていました。 ②について、文化や価値観の違いを肌で感じると同時に、コミュニケーションの難しさも実感したようです(自分自身の英語力や相手の言葉の真意を捉える難しさを感じていた様子。)また、アジアの中での日本について客観視する良い機会にもなったようです。
(2年S君)
今回が初めての海外でのプレゼンで、尚且つ初めての口頭発表だったのでとても緊張しました。口頭発表では、つたない英語ながらもたくさんの人が興味を持って聞いてくれたことがとても嬉しかったです。発表の後にたくさんの人から面白かったと言ってもらえたことでこれからの研究に対するモチベーションが高まりました。最終日の動物公園では、熱帯特有のいろいろな生き物を見ることができていい経験になりました。特に、ミズオオトカゲが都会の公園で普通に歩いていたことにはおどろきました。
(2年N君)
私が今回のマレーシアの旅で印象に残ったことが2つあります。1つ目は、1日目と2日目に参加したサイエンスキャッスルの活動です。1日目は、同じく参加している生徒たちとの交流と、サイエンスカフェに参加しました。当然、日本語を堪能に話すことができる人は少ないため、勇気を出して片言の英語で話しかけてみました。話してみると、自分の英語能力の低さを感じましたが、違う国の人たちと話し、友達になったりした経験は、日本ではなかなか味わえない貴重な体験でした。余談ですが、自分が日本人であることを伝えると、相手が日本語で挨拶を返してくれたことがとても嬉しかったです。サイエンスカフェでは、大学の教授による実習付きの授業が行われ、専門性の高い内容を聞くことができ、とても充実した時間となりました。2日目は、口頭発表とポスター発表を行いました。隣に座っていた他の学校の発表者たちからお菓子をもらったり、「発表は素晴らしかった」と慰めてもらったことがとても嬉しく、心に残っています。
2つ目は、国立公園でバードウォッチングをしたことです。ガイドさんが持参した望遠鏡を使って鳥を見つけてくれたり、鳥の説明をしてくれたりしたおかげで、マレーシアの鳥について深く知ることができ、とても楽しい時間を過ごしました。鳥だけでなく、道中に見た植物も日本ではあまり見られない姿をしていたため、熱帯地域特有の生物たちを見ることができてとても感動しました。また、鳥だけでなく、川の近くで野生のオオトカゲを見ることができ、感動のあまりつい近くに寄ってしまいました。
今回のマレーシアの旅では、英語力を高めることだけでなく、外国ならではの文化や空気、生き物の違いにも触れることができ、とても有意義な体験だったと思います。この経験が今後の自分の生活に何かしら役立てられるようにしたいです。