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東京都立国分寺高等学校

ニュース

2024/01/29 お知らせ

論理コミュニケーション 梅嶋先生による講演会

 去る1月17日、1学年対象の探究講演会を実施しました。

 高1は探究活動の基礎となる論理的な思考力や書く力を育むプログラム、「論理コミュニケーション(以下、「論コミ」)」を一年かけて取り組みますが、今回はその最終章にあたり、「論コミ」の開発者である梅嶋真樹先生(慶応SFC特任教授)をお迎えして、最後の検定に向けてアドバイスや「論コミ」の意義について熱く語っていただきました。

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 大学とはどういう場か?という問いに国分寺生たちは「自分のやりたいことや好きなことを学ぶ場だ」と回答していました。それに対して、梅嶋先生が「大学とは研究と学習をする場だ」とさらに具体的に言語化してくださいました。学習は学校がその機会と場を用意してくれるが、研究には主体性が必要であり、情報を得るためには自分で学びの扉をノックすることが大事だと仰っていたのがとても印象的でした。

 その研究のドアとは、

 ①産学連携と書いてある場所

 ②イノベーション(革新)を掲げている場所

 ③インキュベーション(教新規事業立ち上げのサポート・育成)の場所

 ④こんなことをしてみたいと相談できる大学教員

のことだそうです。

「論コミ」を学び、そのスキルを身につけることで、文理や大学レベル関係なく世界に通用し、活躍できると教えてくださいました。

「論コミ」最後の検定に向けて、梅嶋先生は「とにかく文献や本を読むことが大事だ」、そのためには「文章の読解力」が欠かせないものになるとアドバイスしてくださいました。その背景にある東南アジアのタイと日本の経済比較を通しての「日本の今の危機」についても紹介していました。

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文責:探究部 齋藤