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理数教育重点校としての活動の一環として、伊豆大島でカラスバトの調査と植生遷移の観察を行いました。
カラスバトは、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているハト科カワラバト属の鳥類で、国分寺高校では、2008年頃からカラスバトの研究に取り組んでいます。
また、活火山である三原山でトレッキングを行い、かつての噴火の影響で成立したさまざまな遷移段階の植生を観察しました。
参加生徒は、3年生2名、2年生13名,引率教員3名。4/22(金)22:00竹芝発⇒4/23(土)6:00岡田港着、4/24(日)14:30岡田港発⇒19:45竹芝着というタイトなスケジュールでしたが、大変有意義な活動となりました。今後も調査・研究を継続してゆきます。
なお、本校のカラスバトに関する研究や活動の様子は、NHK「ダーウィンが来た」の中の「ダーウィンニュース」で7月以降に紹介される予定です。
4/23(土)
<A班>
カラスバトの鳴き声の意味を解明するために、野生のカラスバトと大島公園動物園で飼育されているカラスバトの音声と行動を観察・記録
<B班>
・三原山トレッキングで,植生遷移の様子を観察。(裸地⇒荒原⇒草原⇒森林)
〔観察した植物〕 ハチジョウイタドリ,ハチジョウススキ,オオバヤシャブシ,カジイチゴ,イヌツゲ,シロダモ,アオキ,オオシマザクラ,ニオイウツギ, フデリンドウ,コケリンドウ,シチトウスミレ
・裏砂漠,三原山中央火口,外輪山展望台でオカダトカゲ発見
4/24(日)
<A班>
早朝、野生のカラスバトの音声と行動を観察・記録,モリアオガエル捕獲
その後、生物部OBに植物や昆虫について解説していただきながら三原山をトレッキング
<B班>
大島公園動物園で飼育されているカラスバトの音声と行動を記録
その他、パルマワラビー,ショウジョウトキ,アルダブラゾウガメなどの行動を観察