[ ブンジサッカーの新人選手権① ]

 

11月30日に新人選手権三回戦が行われました。相手は自由学園で、二回戦で多摩高校に快勝しているチームです。スカウティングも行い、対策も十分に練って試合に臨もうとしましたが、インフルエンザに罹患する者、ケガで出られない者が続出したため、メンバー編成に苦労して試合前日までなかなかメンバーが決まらない状況でした。

新チームの初戦ということもあり、緊張した面持ちでのキックオフとなりました。ディフェンスに重心を置く自由学園に対し、サイドからの突破で活路を見いだそうという展開でしたが立ち上がりすぐにシュートのこぼれ球を詰め切れず、その後のビッグチャンスもシュートミスで逃し、イヤな展開となりました。しかもキック力のある相手ＤＦからのロングボールで再三背後を脅かされましたが、慌てず、焦らず丁寧にボールをつなぎ20分過ぎにサイドから中に切れ込み、スルーパスから中央突破をしてうまくゴールに流し込み待望の先制点を挙げることができました。得点後も攻勢を緩めず、サイド攻撃、セットプレーが実り、前半を4-0のリードで折り返しました。後半もサイド攻撃から追加点を取りましたが、隙を作ってしまいＣＫからゴールを許し5-1とされてしまったのは大いに反省すべき点です。その後交代選手も活躍し、追加点を重ね8-1で勝つことができました。初戦に勝ち、2月に予定されている準々決勝に進むことができましたが、反省点も多く、二ヶ月の間にどこまで改善できるかが課題として残りました。冬休みには他県への遠征、フェスティバルなど強化の機会があり、そこでチーム力を高めていきます。

リーグ戦ですが、T4リーグは順位決定戦の結果20チーム中12位、T5リーグは40チーム中27位、YL1部は10チーム中6位、YL2部はBブロック3位で、Aブロック3位の明法Bと5､6位決定戦を行います。昇格こそ果たせませんでしたが、来年度も同じカテゴリーで戦えます。都立高校でTリーグに2チーム、TリーグにつながるYL1部にもチームを出せる数少ないチームとしてのプライドを持ってこれからも戦っていきます。

新人選手権三回戦を終え、今日から期末考査です。大会のため勉強ができなかったなどと言い訳せず、文武両道を目指し、一ヶ月後に迫った共通テストに向けラストスパートをする55期生の三年生に負けずに考査に取り組み、考査明けから、再びトレーニングに励みます。冬の寒さにも負けずに前進するブンジサッカーに、変わらぬ声援をお願いします。