ブンジサッカーの選手権⑤
2025/10/20
[ ブンジサッカーの選手権⑤ ]
残念ながら、「ブンジサッカーの選手権」は、今回の⑤が最終章になってしまいました。選手権二次予選三回戦、対帝京に向けて早大学院戦後の一週間はトレーナーさんのお力もお借りしてまずはリカバリ-、続いて帝京の映像を参考にしてシステムの構築、理解、ゲームでの確認と準備を進めていきました。選手からのアイデア、提案もあり、様々な考えが提示される中で、案が練られていき、前日の調整、セットプレーの確認まで順調に準備を終え、当日を迎えました。会場は清瀬内山運動公園Aグラウンド。監督はいずれも東京学芸大学サッカー部主将という経歴を持つという意味でも、強豪校の初戦という意味でも注目され、バックスタンドの観客席はあふれんばかりに埋まりました。
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10:00キックオフの試合は、ボールを失わず、丁寧につなぎ、チャンスを窺う帝京に対し、4:5:1でブロックを作り、カウンターに活路を見いだそうとするブンジという展開になりました。明らかな劣勢ながらも、部員たちの必死の応援、好プレーに沸き立つ歓声に力を得て、粘り強く戦うブンジに対して帝京はなかなか得点を奪えません。帝京のシュートは確実にゴールをとらえますが、GKのファインセーブ、DFのゴールカバーもあり前半を0-0で終えられるかと思われた38分にクロスからのこぼれ球を決められ、0-1で前半を終えました。
先取点を許し、迎えた後半は、同点を狙うブンジは立ち上がりからラインを上げ、前からボールを奪いにいく戦術に変更しました。ボールを奪う場面や、シュートを打てる場面も見られましたが、その分スペースが空き、スピードに乗った攻撃にさらされ、10分にクロスから決められ重い2点差となりました。何とか1点を取ろうとシステム変更、選手交代と手を尽くしますが、中央突破、セットプレーなどから帝京が得点を重ね、結局0-8で試合が終了し、力の差をまざまざと見せつけられる結果となりました。
選手たちも応援の部員も最後まで全力を尽くしましたが、それ以上に帝京の、都立高校相手にも決して手を抜かず、ブンジが目指すべき基準を示してくれたことに心からの敬意を表します。選手権に進出して力を存分に発揮することを願わずにはいられません。
また、応援に駆けつけてくださった保護者の方々、OBの方々、OBの保護者の方々、先生方、在校生の皆さん、ブンジサッカーに関わる方々、本当にありがとうございました。不甲斐ない結果でしたが、全力を尽くした部員たちをこれからも見守ってください。
T4リーグ順位決定戦を残すものの55期3年生41名はここで一区切りとなります。学業と両立させながら三年間良く頑張りました。新チームになってから、新人選手権、総体予選と都大会進出を逃し、苦しい時期が続きましたがラストチャンスで5試合を戦い抜き東京Aブロックベスト16に食い込み、T4 、T5、ユースリーグ1部の座を後輩に残してくれたことは誇れる成果だと思います。これまでを決めるのがこれからだと言われます。新たな目標に向かって歩みを止めずに進んでいき、新チームを立ち上げる後輩たちを見守って欲しいと思います。新人選手権も迫っています。これからも前進を続けるブンジサッカーにご声援をお願いします。