ブンジサッカーの選手権④
2025/10/15
[ ブンジサッカーの選手権④ ]
10月12日の二次予選初戦の前日にYL1部の最終戦が東海大菅生Bとの間で行われました。ここまで勝ち点が7、降格圏から脱出するためには何としても勝利をつかみたいところです。会場は菅生学園学びの城でアクセスが不便な場所でしたが、T5に続く3年生の引退試合ということもあり、保護者、トレーニングを終えた部員、在校生が多数駆けつけ、集団発声による応援が絶え間なく続く中、小雨混じりでナイターの試合となりました。
サイド攻撃からの折り返しからチャンスを作る東海大菅生に対し、ブンジはスルーパスでチャンスをうかがいますが、前半はお互いに決め手を欠き0-0で折り返しました。後半になると体力に勝る東海大菅生にチャンスが増えましたが、3年生を中心に体を張って守り、カウンターから途中出場の1年生が先制点を挙げました。ここから東海大菅生の攻勢が勢いを増しましたが、交代選手がチームに力を与えて1-0で勝ち、3勝1分5敗の勝ち点10で日程を終えました。序盤から苦しい戦いが続きましたが、3勝とも1-0の勝利というまさにブンジらしさを発揮した粘り強い戦いが残留の原動力となりました。翌日の選手権二次予選に向けて弾みがつきました。
YL1部最終戦 雨の中応援に駆けつけてくださったたくさんの保護者の方々と
リーグ戦は2年生中心のYL2部と、1年生リーグを残すのみとなり、55期生の3年生は選手権二次予選で負けたら引退となります。いよいよ3年生最後の戦いが、10月12日に始まりました。選手権二次予選二回戦、会場は城北学園、相手はT3で格上の早大学院。この日まで相手の試合を分析し、セットプレー、プレースタイルの対策を練って準備万全で当日を迎えました。一次予選決勝もさることながら、多くの応援の方々にご来場いただきました。在校生の保護者はもとより54、53期の保護者、中には49期、46期の保護者もおいででした。OBも54、53期が多数、かつて早大学院に惜敗した51期、東北から駆けつけてくれた元コーチの49期、他校の監督をしている47期、束原監督のブンジ時代の仲間もおいでになりました。これらの方々に、部員、在校生も加えブンジの力強い後押しとなりました。
11:00キックオフの試合は、立ち上がりから両者とも譲らない展開となりました。先に決定的チャンスを掴んだのは早大学院で、抜け出してのシュートをGKが間一髪のファインセーブで逃れました。一方のブンジは中盤の鋭い出足から相手ボールを奪いシュートを打ちますが、得点に至りません。互角の展開で前半を終え、後半に入りました。
後半はブンジが流れを掴み、10分にFWがウラへのボールに反応しゴールを決め1-0とリードしました。ここからは攻める早大学院、守るブンジという構図が明確になり、ロングスロー、CK、サイド攻撃と多彩な攻めを見せる早大学院に、ブンジは交代選手の投入、体を張った粘り強い守備、カバーリングで対抗しました。選手交代、けが人への対応でアディショナルタイムが増えていく中、終了寸前にサイド攻撃から早大学院が同点ゴールをねじ込み、直後にタイムアップ。勝負は延長戦にもつれこみました。地力に勝る早大学院の方が優勢でしたが、ブンジもシステムを入れ替え、何とか凌ぎ1-1で終了。PK戦で決着をつけることになり、GKの活躍もあり、4-3で次戦進出を決めることができました。気がつくと13:30、両者全力を尽くした試合でした。
次戦は10月19日(日)10:00キックオフでプリンスリーグ1部の帝京高校と清瀬内山Aグラウンドで対戦します。念願の西ヶ丘まであと2勝です。PKで次戦進出を譲っていただいた拓大一、早大学院の思いを背負い、三回戦進出32校の中で5校になった都立高校の意地を持って 臨みます。今週は大切な第三考査があり、練習時間が思うように取れませんが、できうる限りの準備をしていきます。前進を続けるブンジサッカーにご声援をお願いします。