校章

東京都立国分寺高等学校

生物部 尾瀬で夏合宿をしました!

2025/07/29

2025年7月24日(木)~25日(金),生物部の1・2年生30名で夏合宿を行いました。

 

1日目

現地のガイドさんに植物や動物(主に昆虫類)の解説をしていただきながらおよそ4時間半、尾瀬国立公園の高層湿原を歩きました。夜はライトトラップによる昆虫の捕集・観察や星空観察を行いました。

 

(生徒の感想(一部抜粋))

尾瀬にしかない植物や、尾瀬からもなくなってしまいそうな植物。知識をつけることで今の状況に危機感を持ち、尾瀬の環境の保全活動に関心を持ち、調べることができました。(1年R.Y.)

一日目は尾瀬特有の動植物、そしてそんな貴重な自然を守ってきた人々の知恵と努力について学ぶことができた。保護地域は周囲と隔絶されており古くからの自然の荘厳な神秘を感じた。例えば野鳥の場合、日本三鳴鳥であるオオルリ、ウグイス、コマドリや「銭どり銭どり」と聞きなすメボソムシクイ、頬の色が特徴的なホオアカなど東京では鳴き声を聞くことのできない貴重な野鳥のさえずりやホオアカに関しては実際に写真を撮ることができたので感無量であった。植物に関しては初めて名前を聞く植物が多かったが、ガイドさんが一種類ずつ丁寧に解説してくださったおかげで新たな発見や学びを得ることができた。一番感動したのはギンリョウソウに出会ったときである。丁度日光が差し込んでおりまるで水晶のような美しさであった。今回得た学びをさらに広げて深めていき今後のフィールドワークでその知識を生かせるようにしたい。(2年K.O.)

尾瀬国立公園でのハイキングでは、尾瀬特有の植物や昆虫を観察することができ、普段私たちが過ごしている身の回りの環境との違いを目の当たりにした。また、尾瀬を地理的・地学的な観点から見ることで、どのようにして今の植生になったのか、その過程を知ることができ、環境が植生に与える影響の大きさを感じることができた。また、尾瀬は湿度が低くとても涼しく感じられ、東京の暑さに疲れた体を癒すことができた。夜の星空観察では、初めて見間違いではない確実な流れ星を見ることができ、今年1番感動した。(2年H.Y.)

 

2日目

 午前中は「群馬県立自然史博物館」を視察し、午後は「群馬サファリパーク」でスタッフの方の講演を聞いた後、動物の行動観察を行いました。

 

(生徒の感想(一部抜粋))

今回の合宿では群馬自然史博物館が最も興味深かった。展示品の中でも圧倒的な存在感を放つブラキオサウルスの化石や「もし恐竜が絶滅していなかったら?」という疑問から想像された二足歩行の生き物、大陸の変遷やヒトの進化の過程を詳細に分かりやすく示したもの等の面白いものが数多くあった。時間の都合上長居ができず隅から隅まで見ることができなかったので、再び群馬に行く機会があったらここに寄って全てを見てみたい。(2年R.Y.)

私は、二日目に訪れた群馬自然史博物館が一番楽しかったです。特に化石の発掘現場を再現したエリアでは床が半透明になっていて発掘作業の様子が分かりやすかったです。ヴェーゲナーの大陸移動説を紹介していたエリアではプレートが動いていく様子を表した模型がとてもリアルで驚きました。また博物学者の部屋というエリアでは、ロボットのチャーリーが目の前で解説してくれるだけではなく、多くの動物の剥製がずらりと並んでおり、実際の大きさに驚きました。時間が足りずすべてをじっくり見ることができなかったので後日また訪れたいです。(1年K.O.)

サファリパークでは、普段あまり目にすることのできない動物を間近で見ることができました。飼育員さんに直接話をきける機会があったのもありがたかったです。仕事の大変さがひしひしと伝わる貴重な時間でした。サファリパークで質問させていただいた「1番驚いたこと」に対して、「発情期のシカの喧嘩は激しく、朝見たら角が刺さって死んでいたことがあった」という回答をいただき、「動物が好き」というだけでは出来ない仕事だということと、命と向き合う覚悟というものを直接感じ、新たな気付きを得ることがでました。(1年A.M.)

 

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