生物部 富士山麓で夏合宿をしました!
2023/08/05
生物部 富士山麓で夏合宿をしました!
7月24日(月)~25(火)、生物部員30名で夏合宿を行いました。
24日午前:忍野八海、森の中の水族館(写真1)
天然記念物である「忍野八海」は、富士山の伏流水に水源を発する湧水池。「森の中の水族館」は、富士の湧水をつかった淡水魚専門の水族館です。
感想 忍野八海は事前に調べて抱いていたイメージよりも水の透明度が圧倒的に高く、感動しました。森の中の水族館は名物の二重回遊水槽での魚との距離がほかの水族館と比べて近く、魚を隅々まで見ることができました。また、アルビノの魚がたくさんおりとても珍しいなと思いました。
24日午後:富士山五合目散策(御中道~御庭)(写真2)
標高2,300m前後の雲上界をガイドさんと共に散策♪森林限界で、極限の環境で育ったカラマツやコメツガなどの針葉樹林と、溶岩や火山礫からなる山肌との境目を観察。
感想 これまで富士山に登ったことがなく富士山についての知識がほぼ無かったのですが、ガイドさんの詳しい植物や虫の解説のおかげで少し詳しくなれた気がします。標高による植生の違いや、年月とともに植生が遷移することを学びました。
25日午前:青木ヶ原樹海、鳴沢氷穴、富岳風穴(写真3)
富士山の噴火による溶岩台地の上に約1200年かけて形成された原生林の中を散策。富士山の溶岩流によって生み出された巨大な自然洞穴にも入りました!
感想 鳴沢氷穴、富岳氷穴では入る階段を一段下がるだけでひんやり感じ、観察し終わって出ると洞窟と外のあまりの気温差に眼鏡が曇ってしまいました。青木ヶ原樹海では、ジブリ作品に出てくるような神秘的で幻想的な風景に魅了され、ガイドの方のためになる解説(青木ヶ原樹海には腐葉土がないためセミがいないなど)に感嘆しました。
25日午後:富士サファリパーク(講義と動物の行動観察)(写真4)
感想 この2日間の合宿の中でたくさんの経験をつむことができた。サファリ講義では富士サファリパークの職員さんの講義を受け、動物園の存在意義や動物の保護についてとても詳しく知ることができた。そして、様々なことに疑問を持つことが大切だと学んだ。自分が見たもの触れたものに対して”なぜ?”を考えることが大切であり、”なぜ?”と考えることができなければ探究は始まらない。この合宿で学んだことを生物部の活動や日々の生活で生かしていきたいと思う。
感想 今回の行動観察で、自分自身で行動観察を行うことの重要さと楽しさを知った。自分たちはキョンについて観察したが、ネットの記事には単独やペアで活動していると書いてあったが、実際に観察するとそのような生態が確認できて、知識から自分の経験にすることができた。また、観察しているうちにキョンがかわいくて餌をあげてしまっていた。今回の生態観察が初めてだったので、とても貴重な体験ができたと思う。
写真1 忍野八海の湧水池
写真2 富士山御中道
写真3 青木ヶ原樹海を散策
写真4 ウォーキングサファリ
写真5 富士山御中道で集合写真