[ ブンジサッカーの新学期 ]

 

ブンジサッカーにも春がやって来ました。春は、出会いと別れと旅立ちの季節であり、新たなスタートの時期でもあります。

コロナ禍の中、厳しい制約を受けながらも頑張った52期生が卒業しました。2か月遅れの学校生活のスタートから始まり、練習、対外試合、合宿の制限など試練が次々と襲いかかってきましたが、努力と工夫とチームワークで乗り越え、3年間をしっかりと駆けぬけてくれました。3月19日には、あいにくの雨でしたが50名を超える52期生が三送会に臨みました。後輩にメッセージを残し、保護者が作ってくれた思い出映像を楽しみ、体育館で最後のサッカーを楽しみ、新たな世界に向け羽ばたいていきました。今年も先輩たちと同様に、京都大、一橋大、東北大、筑波大、千葉大、横国大、東京学芸大、東京農工大、東京都立大等の国公立大や早稲田大、慶應義塾大、東京理科大、明治大、中央大等の私立大に進学していきました。また、浪人した51期生も当初から希望していた一橋大、筑波大、横国大、慶應義塾大、東京理科大等への合格の知らせを伝えに来てくれました。大学生になっても、サッカー部で学んだことを忘れずに将来を見据えて視野を広げてもらいたいものです。こうして文武両道のブンジサッカーの伝統が脈々と受け継がれています。

春休みには、東京の強豪校に胸を借り、湘南遠征で、神奈川のチームと切磋琢磨し、鹿島市長杯に参加させていただき、北海道、山形、福井、栃木、茨城、千葉、京都のチームに鍛えていただきました。そして4月のシーズンイン。T4リーグ初戦はAチームが駒場高校と1-1、地区トップリーグ初戦はBチームが国立高校と2-0、ユースリーグ1部初戦はCチームが福生高校と2-2のスタートでした。この後、Dチームのユースリーグ2部、Eチームのユースリーグ3部も始まり、インターハイ支部予選もスタートします。冬に鍛えた力を発揮して更に前進していきたいものです。

4月になり、7年間にわたってチームを支えてくださった伊藤圭倫先生が小金井北高校に転任されました。別れは寂しいものですが、チームの成長をお見せすることが最大の恩返しになると思います。そして、東大和南高校から石川勝利先生が赴任されました。新たにコーチに加わった51期生2名と共に新しいスタッフでブンジサッカーの伝統を引き継ぎ発展させていこうとの決意とともに新年度をスタートさせています。

7日には55期生の入学式がありました。先週の土日には、早くも1年生が練習に参加してくれています。出会いと別れの新年度がこうして始まりました。そして53期生にとっては勝負の年。コロナ禍の規制も少しずつ緩和されている中で、今年こそたくさんの応援の中で躍動する選手たちの姿をお見せすべく、ブンジサッカーの総力を挙げて日々の活動に励んでいきます。