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東京都立葛西工科高等学校 全日制

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2025/07/28 建築科

【 建築科 】1学年 現場・施設見学会を実施しました



7月15日(火)に建築科1学年を対象に現場見学会を行いました。
午前中、1年4組は「文京区立明化小学校等改築工事」、1年5組は「(仮称)葛飾区奥戸物流施設計画」の二手に分かれて現場見学をさせていただき、午後は2クラス合同で、北区赤羽台にある「URまちとくらしのミュージアム」の施設見学を行いました。見学会を終えて、生徒の感想をまとめたものを以下に掲載します。
 「文京区立明化小学校等改築工事」では、はじめに、建設業(ゼネコン)の概要や、建設業界の労働環境、見学する改築工事現場の流れについて教えてくださりました。実際に、上階から現場を見学させていただき、学年ごとの教室の大きさの違いや、吸音材などの対策、大きな窓のある開放的な特別教室、屋上緑化などを教えてもらいながら、完成後のイメージを持つことができました。現場では、塗りたてのペンキや、貼り付けたばかりのタイルなど、リアルな現場の様子を見ることができました。この小学校は由緒ある校舎で、当時の校舎の外観を残したデザインや、廊下に沿うアーチの柱に当時のタイルを使うなど、こだわりを教えてくださり、とても感心しました。
 「(仮称)葛飾区奥戸物流施設計画」では、工事の概要や施工方法、工程などについて詳しく教えてくださりました。現場では、広大な敷地での物流倉庫とあって、基礎工事の大きさに圧倒されました。父親が土木業をやっているため、建設業の仕事について知る機会になりました。普段みることができない工事でとても勉強になりました。
 「URまちとくらしのミュージアム」では、3チームに分かれてガイドの方に施設を案内していただきました。地震などの災害から暮らしを守るため、都市への人口増加に対応するために「団地」が誕生したことを知りました。施設では、各時代の団地の住まいが復元されていて、食寝分離のための家具や水回りの設備、インターフォンや電話機、玄関扉の牛乳瓶入れなど、当時の最先端がつまった住みやすさを追求していたことがわかりました。
団地ができた頃は、天井が低く、窮屈さも感じましたが、歴史と共に、形や用途などが変化して時代に合わせて昔の人々は試行錯誤してきたのだなと感じました。現代に近づくにつれて使いやすく進化を感じました。建物の構造だけでなく、人々の暮らし方の変化まで、写真や模型、映像を見て楽しみながら学ぶことができました。
 この度は、貴重な見学会をさせていただき、飛島建設株式会社、株式会社安藤・間、公団・UR都市機構、一般社団法人東京建設業協会のご関係の皆様に感謝申し上げます。

 

 

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