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東京都立科学技術高等学校 全日制

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2024/08/22 SSH関連

尾瀬フィールドワークに行ってきました!

 

7月29日(月)~31日(水)に尾瀬ヶ原でフィールドワークを実施しました。

尾瀬の環境保全に取り組んでいる東京パワーテクノロジー(株)のガイドさんから、尾瀬特有の動植物や環境について、環境保全の取組とその難しさを教えていただきました。

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1日目:ヤマネ調査体験・ナイトウォーク

夜行性であるヤマネが寝ている巣箱を一つ一つ確認する調査方法で、数十個の巣箱を枝から外しては確認することを繰り返しました。

なかなか見つからずあきらめかけましたが、ラスト数個の巣箱でヤマネを発見することが出来ました。
体験を行いながら、なぜヤマネの頭数調査をする理由や、調査による影響についての説明を受けました。

ナイトウォークでは野生のヘイケボタルの観察を行いました。小雨がぱらついていましたが、数匹の蛍を見ることができました。

ose3▲ヤマネをやっと発見!! 大興奮!

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▲移動中もさまざまなところで説明をしてもらいました。

2日目:尾瀬ヶ原の散策・ライトセンサス調査体験

尾瀬ヶ原散策では尾瀬特有の動植物や地形や、木道や環境保全の取組について、実物を間近で観察しながら学びました。

天候は雨模様でしたが、頑張って歩ききりました。

夜には鹿の頭数調査方法の一つであるライトセンサス調査を体験しました。ライトが鹿の目にあたるときの反射光を用いて頭数を調べる方法で、数頭の鹿を発見することが出来ました。

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▲自然観察のようす

雨の尾瀬も素晴らしい!

最終日もあいにくの雨模様でしたが、きれいな虹を見ることが出来ました。

東京で見る虹と大きさが異なっているように感じられました。

 

*参加生徒の感想
●緑色の光を反射する鹿のタペタムや、川に近づくにつれ植物が層をなして入れ替わることなど、都会では見られないものがたくさん見られて本当にいい体験ができました!!

●尾瀬ヶ原の鹿避けの柵の内側と外側で生えている植物の違い(コオニユリなど)を見て、鹿の影響で数を減らしてしまう植物が多いことに驚きました。

 

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▲虹とFW参加者たち。うっすらと2重の虹になっていました