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2023/03/09 お知らせ
【受賞報告】中高生情報学研究コンテスト(主催:情報処理学会)
3月4日(土)に電気通信大学で行われた、中高生情報学研究コンテスト(主催 情報処理学会)に本校から4チームが参加しました。
その結果、
- 入選
新しいCAPTCHAの提案
…… 2年 三田琥珀,嶋田七緒,阪口慧太 - 中高生研究奨励賞
HMDの利用日数がVR酔いに与える影響
…… 2年 宮尾旺佑,松井桃太,堀蒼天,吉原正太郎
を受賞しました。
1年をかけて課題研究で行ってきた内容をポスターセッション形式で発表を行いましたが、大学教授などからアドバイスを頂いたり他校の生徒と交流をしたり非常に貴重な経験となりました。
この経験を生かして 今後さらに発展していく本校生徒の研究に、ぜひご注目ください!
▲ 参加した生徒たち。
入選 | 新しいCAPTCHAの提案
メンバー|三田 琥珀 嶋田 七緒 阪口 慧太
みなさんは、webサイト上で「CAPTCHA認証」が導入されているのをご存じですか?
これは自動プログラムによる標準型攻撃での不正アクセスを防止するために導入されているものです。しかし、従来のCAPTCHA認証では人間でも判別がつかず認証に失敗することが多々ありました。
そこで、私たちは人間が判別しやすくかつボットも正しく区別できる「新しいCAPTCHA認証」を提案しようと考えました。
今回の研究では、ボットと人間を区別する判断材料として「認証速度による速度」が有効であるかの実験を行いました。
結果、AIと人間では最速の時と最遅の時の差が大きくなることが分かり「認証による速度」は有効であるという結論が得られました。
今後はAIに突破されない認証システムを作成し、何人かに認証をしてもらい使いやすさの検証を行うことを目標に、研究を続けていきたいと考えています。
中高生研究奨励賞 | HMDの利用日数がVR酔いに与える影響
メンバー|宮尾 旺佑 松井 桃太 堀 蒼天 吉原 正太郎
VRを使う時には、不快感や吐き気を生じさせるVR酔いという症状が発生することがあります。この症状はVRを長時間利用することで増加するといわれていますが、比較的使用頻度が高いユーザからは、VR酔いに慣れたという声も多数上がっています。
現在、VR酔いの研究はいくつかあるものの、VR酔いに慣れる過程を追っていく調査は事例が少ないことから、 VR酔いの慣れに注目して「 VR酔いに慣れる条件を解明すること」をテーマに研究をすすめました。
今回は、HMDを利用したことのない男女がVR空間を体験したのち、SSQに回答するという流れで実験を行いました。実験の結果、HMDの利用経験の有無でVR酔いの程度に差があることが見えてきました。