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東京都立科学技術高等学校 全日制

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2022/06/15 お知らせ

科技高の日常|迷子の子雀を救出!

 

2022.06.13| 校舎に迷子の子雀が!

 

6月13日(月)午後、科学技術高等学校に珍しいお客様が。

課題研究の授業でプログラムを組んでいた2年生生徒が発見した「珍しいお客様」とは……なんと子雀!!

校舎内を縦横無尽に飛び回る子雀ですが、このままではガラスにぶつかり骨折してしまう可能性もあります。

 

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▲階段の階数表示の真上付近に雀の姿が確認できる。

いざ子雀救出

科技高いきもの記でおなじみの佐藤龍平先生から捕獲用の網を貸していただき、雀救出のアドバイスをいただくことに。

「上下に逃げられると勝ち目がないので、階段ではなく廊下に追い込むこと」

◉「捕獲した後は直接触れず、できるだけ早く逃がすこと」

 

以上のアドバイスをもとに、生徒たちは見事迷子の雀を救出!!

 

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▲見事な網裁きで雀を確保
(捕獲場所はなんと階段であった)

 

無事に大空へ

捕獲した雀はすぐにデッキから大空へ。

ガラスにぶつかっていたのでけがを心配していましたが、元気に飛び立っていきました!!

 

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 ▲授業中に網をもって廊下を急ぐ生徒。
授業中の教室からも「雀!?」と驚きの声が。

 

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▲画像内オレンジ色の円が雀。
骨折等の気配なく、元気に飛び立っていった。

 

じつは去年も来ていた子雀

 

校舎内に雀が迷い込むのはこれが初めてのことではなく、実は昨年度も同じように子雀が飛び込んできたのだそう。

佐藤先生によるとこの時期は巣立ちを終えた子雀がよく迷い込んでくるとのこと。

いきもの記などでも科学技術高等学校付近で珍しい昆虫が確認されることが記述されていますが、本校にはいきものに好かれる何かが備わっている……かもしれません。

 

***編集後記***

校舎内に雀などの生物が迷い込んだ場合、窓を開け放って出ていくのを待つという対策が一般的ですが、本校のように開放できない大型の窓がある場合や、仮に開放できたとしても壁などにぶつかり雀が疲弊してしまう可能性も大いにあります。

 

そんな中、即座に網(※画像内では大きく見えますが、網本体は大変軽く、とんでもなくコンパクトになる優れもの)を装備して救出に向かう先生注意事項を聞いて素早くいきものを捕獲・救出する生徒たちの姿これぞ科技高という空気を感じました。

 

「人の本当の姿は非常時にこそよくあらわれる」と言われていますが、今回の出来事もまさにその通りで科技高(科技高生)の底力にダイレクトに触れたような気がします。