特色

「百年の森」で学ぶ 緑と食と命の学園

01

農業の分野で活用する人材の育成

本校は、「園芸」が名称に入る学校として日本で初めて1908年に創設されました。世田谷区の住宅地にありながら、 東京ドーム2.3個分と敷地が広く、樹齢100年以上の木々に囲まれています。緑豊かな落ち着いた環境で楽しく農業を学び、将来農業の分野で活躍する人材を育成します。

02

学習を通して農業の全てを学ぶ

農業の各分野(野菜・草花等)に関する体験的な学習を通して、農業及び環境に関する基礎的な知識と、総合的な技術を習得するとともに、経営や管理についての理解を深めることを目標に授業を行っています。 また、農業実習を地道に協働し、やり遂げる達成感や収穫の喜びを仲間と共有します。

03

地道に登校を続け、学習の基本を固める

本校では、中学校の復習を含む授業を行うなど、生徒の基礎学力の定着に努めています。 また、多くの不登校経験者が地道に登校を続け、卒業後に農業系大学や造園関係に就職するなど、生徒それぞれの希望進路を実現しています。

04

検定合格が進路実現に向けての自信になる!

造園技能士3級(2018)、フラワー装飾技能士3級(2018、2019)で、合格率100%を達成しています。 この他、P検(パソコン)、日本農業技術検定などの合格にも力を入れています。

05

3年間で卒業できる(三修制制度)

一般的に、定時制は1日4時間が標準で卒業に4年かかりますが、 本校では、都立新宿山吹高校通信制との併修と、0時間目の授業により3年間での卒業が可能です。通信制の課題は自学自習が基本ですが、放課後等を利用して、不十分なところを補う指導も行っています。

06

全日制に比べて経済的な負担が少ない

授業料のほか、教材費や修学旅行の積立金、給食費が必要となりますが、制服がありませんので、総額は全日制よりも負担が減ります。また、本校の定時制課程の場合は都外在住者でも都内で働く方は入学が可能な上、働いている生徒には教科書や給食費の補助もあります。

園芸科の科目(一部)紹介

園芸デザイン

草花の装飾的特性を理解し、利用方法を習得することを目標に授業を行っています。 季節のアレンジメントの作成や、基本的な花の利用方法を学び、国家資格であるフラワー装飾技能士の取得を目指し、日々練習を行います。

造園技術

校内の環境整備をしながら木ハサミなどの道具の使い方の基礎を学び、3級造園技能検定に向けて造園に必要な技術を実習で学んでいきます。 検定直前は、職業能力開発協会より「ものづくりマイスター」を派遣していただき、全日制と一緒に指導を受け、資格取得を目指します。

草花

草花の生産と経営に必要な知識と技術、草花の繁殖・栽培・仕立て方・利用方法などを学習していきます。 種子購入から栽培管理まで計画して取り組んだり、小菊のローソク仕立て(立懸崖)や玉作り(ボサ菊)などにも挑戦しています。

総合実習

農業の体験的な学習を通して、総合的な技術を習得するとともに経営や管理についての理解を深める、日本農業技術検定3級の取得を目指します。 きゅうりやトマトなど日常よく見かける野菜や、ブロッコリーや大根の冬野菜の栽培に取り組んでいます。

園芸高等学校の取り組み

教育課程

普通教科・農業の専門科目のほか、検定英語・学び直しの数学・キャリア教育なども学べ、始業前から始まる0時間目開講科目(令和4年度開講科目)の授業も受けることができます。 また、外部連携先によるコミュニケーション講座や就職指導、技能士合格に向けた講習等も行っています。

園芸技術専修生制度(生涯学習)

すでに高校や大学等を卒業した方で、園芸に関する専門の知識・技術を学ぶ意欲がある方を対象に、第2学年から編入して2年間で園芸に関する専門科目を学び卒業できる制度を設けています。

多様な資格・検定の取得

本校では、造園技能士2級・3級、フラワー装飾技能士3級、英検、漢検、P検などの資格取得を目指した指導を行っております。造園技能士3級(2018)、フラワー装飾技能士3級(2021, 2019)では、合格率100%を達成しています。

社会に開かれた学校

東京都から地域連携リーディング校に指定され、地域のボランティアにも積極的に参加します。栽培した草花の利用方法の学習の一環として、地域への生産品配布活動や、都庁花壇への植栽、近隣の教育施設への教材提供も行っています。