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2025/08/28 活動紹介
ベトナム日記【最終夜】
あっという間に過ぎていったベトナムスタディツアーも、今日が最終日です。
天気は大丈夫そうです。
いつもの喧騒が戻った賑やかな街を進み、一行はBe Van Dan Secondary Schoolへ。現地の中学生との交流会を行いました。
昨年も弊サイトをご覧いただいている方は、既視感を感じていただけていると思います。そう、昨年も訪れた学校です。
昨年も訪れた、ということは……
すっかり顔なじみですね!
特に、昨年度も参加したウチの生徒のことを覚えていてもらえたようで、交流会開始早々もうフレンド状態だったとか。
ベトナムにおけるセカンダリー・スクールとは、日本でいうところの中学校~高等学校に相当する教育機関です。ベトナムでは高等学校までが義務教育となっており、現地の子供たちが通学しています。
一説によれば、ベトナムの公立高校に外国籍の子女が編入するのは大変難しいとされ、例えば日本国籍の子女の場合、インターナショナルスクールか、日本人学校への編入が一般的なのだそう。そういった意味で考えると、外国籍の(今回は日本人の)生徒が招かれ、短い時間ながらも交流を図れるのは、お互いにとって有意義なことだと考えられます。
本校を代表して、定時制の生徒による挨拶です。昨年度も参加しているので堂々としていました。
このあと、学校の紹介があり、ダーカウと呼ばれる伝統的な羽根蹴り遊びを学んだり、ベトナムのソウルフード、生春巻きとバインミーづくりを体験したそうです。
バインミーはベトナムのソウルフードと呼ばれ、屋台などで気軽に買えるファストフードという位置づけですが、その歴史はフランス植民地時代まで遡ります。
第一次インドシナ戦争終結後にフランスが撤退したのち、フランスのバゲット(要はフランスパンですね)に具を挟んだサンドウィッチが流行したのが始まりだそうです。その後、ベトナムの民が様々な国や地域に移住をしたことで、全国的に知られるようになったとか。
うまそうです。
実食の時にはすっかり打ち解けあい、まるで旧知の仲のような掛け合いをする生徒もいたとか。良い経験になりましたね。
改めて、Be Van Dan Secondary Schoolの皆さん、ありがとうございました!
さて、午後は最後の市内観光。昨年は入ることができなかった聖ヨセフ大聖堂へ。
ベトナムの守護聖人である聖ヨセフの名を冠しています。ハノイでは最も古い教会なのだそうで、人口のおよそ2割強いると言われているキリスト今日信者の方々の心の拠り所となっています。余談ですが、このステンドグラスはヴェネツィアから輸入されたものなのだとか。
「神頼み」という言葉もありますが、今日も人々の心の支えとなっています。
そのあと、お土産を買いに市内の通りへ。
生春巻きはここでも食べれます。その上のグリルド・ポーク・ヌードルも気になりますね。
先日のマックの記事でも述べましたが、それぞれの国や地域で、食文化も大きく異なるという特徴があります。こういうのを目的として旅をするのも楽しいのではないでしょうか。
例えば、ベトナム国内では「ホビロン」の名で呼ばれるものも、他国の人からすると、???な感想を持たれてしまうそうですが、現地の人たちにとっては故郷を思い出させる郷土料理という位置づけなのだそうです。 ……ホビロンの写真は出しませんよ?
あと、生徒から興味深い画像と説明が。
こちら、ベトナムの露天商で、総菜を売っているお店ですが、よく見ると店主が手にしているのはスマートフォン。こういったところから少しずつ技術が浸透してきているのだと実感したのだそうです。
さて、たくさんの経験をしてきたベトナムスタディツアーも、これにて全日程が終了しました。予定では、本日の深夜便で帰国し、明日の早朝に解散というスケジュールとなっています。
ここでは掲載しきれなかった数々の土産話は、2学期に入ってから聞いてみようと思います。
最後に送られてきた画像がコレ。
さすが電気科の生徒です。……そう言わざるを得ませんね。それでは折角なのでちょっとしたクイズです。
【Question】ベトナムの標準的なコンセントの電源電圧と周波数は?
イ:単相交流110V 周波数60Hz
ロ:単相交流220V 周波数50Hz
ハ:三相交流220V 周波数60Hz
ニ:直流100V(直流なので周波数はない)
さあ、皆さんわかりますか?