ニュース
2025/08/27 活動紹介
ベトナム日記【第3夜】
ベトナム滞在も3日目となりました。そろそろ日本が恋しくなってきているでしょうか?
そんなことなかったですね。
この「ノンラー」と呼ばれる傘、お土産になるそうです。
今日はJETRO、日本貿易振興機構様に視察に向かいます。……と、その前に、
ベトナムの祖に挨拶をしにいきます。
国民から「ホーおじさん」と愛称で呼ばれ、ベトナム建国の父であるホー・チ・ミンが眠る霊廟ですが、これがハノイの市街地にあります。
ちょっとした裏話ですが、実は生前のホーおじさん、個人崇拝につながる自身の霊廟の建設には反対だったほど、自己顕示的な行動をとらなかったそうです。ところが、「会いたくても会えなかった国民のために」という理由によって、この霊廟は建てられたのだとか。
色々な場所にはそれぞれ刻まれた歴史があり、そういったものを調べてみるのも面白いかもしれません。たとえば……
こちら、ベトナム料理といえばコレ! となるほど有名なフォーですが、実は本場は北ベトナムであり、逆にホーチミンなどの南ベトナムでは、比較的メジャーではないという見解もあるほど。さらには、起源をたどると日本で好まれている鶏がらスープではなく、牛骨スープから始まったのだとか。
よく、「情報は足で稼げ」と言われることがありますが、言い得て妙です。何事も経験ですね。
それでは、JETROの視察です。
先述のとおり、貿易に関する企業です。現在、ベトナム全体で輸出入の取扱量は増加しており、経済発展の礎となっています。
担当の方から、貿易の大切さとグローバル化についての講義がありました。
ひとくちに貿易といっても、考え方は多様です。
生徒たちは、他の国とのつながりが自国の発展に大きく影響するということを学びました。たとえば、貿易せずにいると自国の産業が衰退するし、輸入に頼りすぎると文化が衰退するとのことで、ちょうどよい具合に保つことが大切であるとのことです。ちょうど今、大国で関税についての話題が出ていますが、自国の経済を守るという意味では、関税をかけることは必ずしも悪いことではないのだそうです。また、副次的な効果として、貿易によって新しい技術が入ってくることもあるそうです。
JETROは、そういった貿易の手助けをしているそうです。本日はお忙しい中、生徒がお世話になりました。
さて、午後からは市内散策…… だったのですが、
軍事パレードのリハーサルが始まりました。
引率者情報によると、直前まで荒天により延期とアナウンスされていたとかいないとかで、不意を突かれた形となりました。ベトナムはいきなり色んなことが決まるからバタバタです! という悲鳴が聞こえてきそうです。
これによって市内は大混雑、交通規制が入ってしまいました。
ちなみにこの軍事パレードですが、8月革命記念日80周年と、建国記念日80周年を祝うものでして、およそ16000名の軍事関係者が参加するという大規模なもの。この国家的なお祭りは、9月2日に本番を迎えるとのことです。
さあ、残すところあと1日。明日は現地中学校の生徒との交流会が予定されています。
天気は持つのだろうか?