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2024/11/14 活動紹介

電気工事士技能競技大会を観戦してきました。

11月13日に東京武道館で開かれた、第57回電気工事士技能競技大会を観戦してきました。

 

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3年生の生徒に、「こういう大会があって見学できるけど、申し込みはこっちでしてあげるから行ってみる?」と聞いたら、

「行く」と即答。

という訳で、3人で行ってきました。

 

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一般社団法人  東京電業協会が主催するこの大会は、電気工事士の技術力を競うもので、1800×1800の作業版に、既定の課題を、指定時間内に施工するといった内容になっています。

 

電気工事士の技能試験(いわゆる単位作業試験)を、さらに難しくした内容となっています。

 

配線図や施工条件などを読み解く能力はもちろんのこと、各種法令に適合させ、さらに出来栄えすらも評価の対象となります。参加しているのは、電気工事業を営む各企業の職人さんたちです。

 

見学中、生徒から質問がありました。曰く、「天井裏や壁の中に隠れてしまう配線の見た目が、なぜ評価の基準となるのか」と。

 

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理由については公表されていませんが、一般論として、「見た目を考慮できるほどの余裕があれば、欠陥はおきにくい」ということを説明しました。

 

もちろん、見た目が綺麗だけど配線を間違えた作品などは論外ですが、顧客の視点で考えると、やはり綺麗に仕上げていただくほうが安心できるよね、と。

 

なので、ステップル(線を壁に固定する金具)の打つ配置や、電線のまっすぐ具合など、入賞者の作品を見ると思わずため息が出てしまうほどです。

 

 

本校は電気系の学科に特化した学校です。もちろん、電気系の仕事に進む生徒もいれば、そうでない生徒もいるでしょう。ですが、工業の分野を学ぶ環境にいるので、こういった職人の矜持というのは大切にしてほしいな、と思いました。

 

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そういえば、体験コーナーにVRを体験できるブースがありました。早速試していますね

これは、電気工事に従事している際の事故事例を、VRで体験できるプログラムです。不適切な作業をすると感電しますよ、という内容でした。

 

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今では安全教育にVRを用いる時代で、安全に事故れるようになりました(すごい表現だ……)。ですが、机上の話ではなく、事故事例を体験できるのは、良い経験となるはずです。

生徒たちにとっては、良い経験となったのではないでしょうか。