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2024/07/25 雑記帳

夏休みに入りました。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は文字通り「雑記」です。息抜きがてらご覧ください。

さて、数日前の7月23日、赤坂にある(一社)東京電業協会様にて、令和6年度ものづくりコンテスト  電気工事部門  東京予選が開かれ、本校職員はちょっとお手伝いに行ってきました。

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この大会は、工業分野の技能技術の高さを競うもので、全国の工業・工科高校生が出場するのですが、その名の通り「電気工事」の技能技術を競います。

授業においては、主に国家試験の単位作業試験問題を作り、その動作確認をする程度の学校が多いかと思いますが、ここでは画像にある通り、2000×2000の盤上に、指定された施工条件で課題作品を施工することが求められます。すなわち、回路が正しく動くことはもちろんのこと、作業を安全に行っているか、整理整頓が行き届いているか、そして何より、施工による見た目の美しさも採点基準となってくるのです。

そして、使用する材料も多岐にわたり、使う電線や管類も、軽くメートル単位になります。

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これを初めて見た人は、ガチの工事ですか?  と質問してしまうほど。そして、この課題をたった一人で、2時間という制限時間内に完成させることが求められます。参加された各校の選手は、幾度となく練習を繰り返し、作業の効率化を徹底的に突き詰めてきました。やっていることはほぼアスリートです。

本校からの出場生徒はいなかったのですが、過去には定時制の生徒も出場していたこともありました。いつかタイミングが合えば、声をかけてみたいと思っています。

 

 

さて、こういった競技では、見た目の美しさ回路の正確さの、どちらを重視するのかというのを時折考えさせられます。

個人的には……  というよりも、一般論として「回路の正確さ」が重要ということでいいかと思います。どれだけきれいに仕上げても、動かなければ意味がないからです。その上で、施工が完璧であれば理想的でしょう。ただこれが競技となって、制限時間のなかで完成させようとすると、急ぐあまりに回路の正確さが犠牲になってしまうことがあります。見た目はきれいなのだけど、動作チェックを怠ってしまったりとか。

本質は何なのか。我々も、生徒を指導する際には、そのことを大切にしたいですね。

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ちなみに、こちらが課題作品になります。これを一人で2時間以内。皆さんいかがですか?

 

 

 

 


 

さて、前回の雑記帳で、こんな画像を出しました。

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……で、本校の生徒に同様の質問をしたところ、次のような回答がありました。

・右から自転車が突っ込んできそう。
・パンをくわえた高校生と出合い頭に衝突しそう。
・あの信号、絶対無視する人いるだろー。

 

……なかなか良い着眼点だと思います。おそらくこの交差点、そういった事故が(未遂も含めて)多いのでしょう。そのため、補助ミラーがつけられています。
こういった状況を見て、危険を予知できる能力が高まれば、自ずとムチャなことはしなくなるでしょうし、それに併せて事故の可能性も減るのではないでしょうか。
皆さんも、KYの能力を高め、事故に遭わないようにしてみてください。

良い夏休みを!