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2024/07/18 活動紹介
今週の荒工
早いもので、1学期も明日で終わりです。
荒工定時制では、例年この時期になると、幅広い学習活動ができるようにカリキュラムを決めています。たとえば……
16日(火)は、薬物乱用防止教室でした。
近隣にある、南千住警察署の担当者の方をお招きして、薬物使用に関する講義をしていただきました。
印象的だったのは、近年、薬物に対する認識が甘くなっている傾向にあるという話です。そういえば一時期、お菓子のような見た目のものが世間をにぎわせたことがありましたね。
こういった薬物に手を出すきっかけは、案外身近な人間関係のところから始まるそうです。薬物で身を滅ぼすのはもちろんのこと、人間関係までダメにしかねません。どうか、講習の内容が生徒に深く刺さりますように。
南千住警察署の皆様、ご協力ありがとうございました!
さて、17日(水)は、がん教育に関する健康講話でした。
がんについての正しい理解を深めてもらおうということで、NPO法人 乳房健康研究会の方をお招きしました。
講師の方も、自らがんを罹患した経験者とのことでした。その立場から、どのように接するべきか、どのような治療法があるか、そして大切な家族へどのように伝えようか、など、ご自身の経験を基に講話されていました。
印象的なのは、人それぞれに考え方があり、正解など存在しない、という趣旨のことをお話しされていたことです。最終的には、罹患した人が苦しむことのないように接することが重要である、と。
とても考えさせられましたね。
乳がんをテーマにしていましたが、もちろん男子生徒もしっかり受講してもらいました。将来、学んだ知識が誰かのために活かせることを願いながら。
認定NPO法人 乳房健康研究会の皆様、ありがとうございました!
18日(水)ですが、まず最初にインターンシップ事前指導がありました。
例年、3年生を対象としていましたが、今年度はそこに2年生も加わり、大人数での参加となります。
工科高校では、たいていどの学校でも実施しているこの行事ですが、職業体験を通じて働くことの意義や責任感を感じ取ることができ、特に最終学年のひとつ前、定時制でいえば3年生の生徒に積極的に勧めています。
特に、ここでのマッチングによっては、就職活動のときに思わぬ効果を発揮することもあります。
今日は事前指導ということで、ハローワーク足立の担当者様が来校され、意義や目的に関する指導とともに、挨拶のしかたや名刺交換の方法、社会人のマナーとしての基本となる報・連・相についてご講話戴きました。
生徒の皆さん、良い経験が詰めるといいですね。
ハローワーク足立の担当者様、ありがとうございました!
そして、同じ日に避難訓練も行われました。
ここでひとつ裏話を。
学校の避難訓練は、年間で実施しなければいけない回数が決まっています。そして、必ずテーマを変えて実施します。よくある例だと火災や地震。そのほか地域によっては水害や土砂災害などがあり、それらを複合したテーマにすることもあります。それによって避難経路や避難先も変わってきます。
地震発生で屋上に避難とか。川の氾濫で校庭に避難とか。 (当然これらは基本的にアウト)
ちょっと考えればわかるようなことでも、不意を突かれると判断を誤りがちになります。それを防止するのが避難訓練というわけです。
今回は、地震によって家庭科室から出火。通れる場所が限られている状況での避難経路確認を行いました。イザという時の備えを生徒の皆さんもしておいてください。
避難訓練後は日本防災士会の担当者をお招きし、特に近年話題となっている、災害時に出回るデマ情報から身を守る方法について講話がありました。このような内容も、ちょっと昔では考えられなかったことです。
改めて、日本防災士会の皆様、ありがとうございました!
さて、明日は1学期の終業式です。
待ちに待った夏休みも、もうすぐですね。