2023/08/29 活動紹介

サマーボランティアスクール2023に参加しました

荒川区社会福祉協議会 荒川ボランティアセンターが毎年開催している、サマーボランティアスクール2023に、定時制生徒が参加しました。

（荒川ボランティアセンター公式サイト）

今年度は、ペットボトルランタンを作ろう！  というコンテンツで参加したのですが、これについてのウラ話をひとつ。

このコンテンツは、今回運営を担った４年生が昨年履修した授業「人間と社会」において作成、発表したものです。この題材に決まり、製品の完成、発表に至るまで、荒川ボランティアセンターの担当の方に多大なご協力を賜りましたが、ちょうど今年の３月、成果発表が終わったタイミングで、

「いつか地域の方々に還元できる機会があるといいですねー」

という、有難いお言葉を戴いたことがキッカケとなり、今回の参加が決まりました。

「せっかく来てもらうなら、楽しんでもらわないと！」

生徒からの提案で、お馴染みイライラ棒とピンボールも出展しました。もちろんこれ、生徒の手作りです。

そして、「人間と社会」の集大成でもあるこのイベントに関して、今回は運営、準備、司会進行のほぼ全てを、生徒に任せてみることにしました。もしかしたら至らぬ点もあるでしょうが、彼らの経験値を増やすつもりで、好きにやってもらいます。

始まる前からノリノリです。

そして14:00、講座が始まりました。

終わった後、生徒が言ってました。

「自分で作るのは楽勝だけど、人に教える、しかも相手は小学生、こんなに難しいとは思わなかった」と。

進行の台本、作業手順書、すべて生徒の手作りですが、今まで考えたこともなかった問題点が沢山出てきて、正直テンパッた、と。これもまた経験ですね。

ですが、参加者に付き添いながらなんとか完成に漕ぎつけました。このあたり、さすが工科高校生ですね。

そして、LEDの回路はこれまたお馴染みブレッドボードで。

部品を指すだけで電子回路が作れます。図を見ながら、間違いのないように配線し……

最後はみんなで点灯式。

無事、完成することができました。

 

最後にもう一つウラ話を。

今回司会進行を担当してくれた生徒に、「必ず盛り込むこと」として２つのことを指示しました。

１つは、できるだけ少ない材料、どこでも手に入りそうな材料で、かつ簡単に作れるものを題材とすること。

もう１つは、プレゼンの中で、「荒川区で災害が起きた時、どこに避難して、その時あなたは何ができるのか」の振り返りをさせること。

今日の講座を受講してくれた皆さんが、もしも有事の際に、闇夜を照らす”何か”を作り、少しでもボランティア活動に貢献できるよう、我々一同願っています。

 

改めて、本日ご参加いただいた皆さん、ご来校ありがとうございました。

そしてホストを務めた生徒の皆さん、お疲れさまでした。