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2024/03/21 お知らせ
「植物プラント実習」が始動しました!! 6
理工環境科
植物プラントで栽培した小松菜と市販の小松菜の呈味試験も行いました。
それぞれの小松菜を使い、お浸し・味噌汁・パスタを調理して先生方に食べ比べていただきました。
植物プラントで栽培した小松菜の特徴は、柔らかくマイルドな味わいがあるところです。
みそ汁やパスタでは、市販品との違いが分かりませんでしたが、お浸しでは多くの先生方が食感の違いを分かったようでした。
植物プラントで栽培した小松菜が柔らかいのは、市販品に比べてストレスの少ない環境で栽培するため、組織が硬くならなかったのではないかと考察しました。
植物プラントで栽培した小松菜は、生のままサラダに使ったり、赤ちゃんの離乳食などにあっているのではないかと考えました。
そして、失敗してしまったビタミンCの測定実験もリベンジしました。
左が植物プラントで育てた小松菜100g、右が市販の小松菜100gです。
植物プラントの小松菜は、葉が大きく成長しています。
2%のメタリン酸溶液を加えて、ミキサーにかけて、小松菜の青汁を取り出しました。
インドフェノール法で小松菜100g中のビタミンCを測定しました。
測定値から計算すると、以下のような結果となりました。
化学分析結果のまとめです。
私たちの栽培した小松菜の水分量は、市販品や文献値とほぼ同等の値となりました。
カルシウムについては、文献値には届かなかったものの、市販品を上回る値となりました。
鉄に至っては、市販品も文献値も上回る値となりました。
ビタミンCについては、文献値には至らなかったものの、市販品と同等の成分量であることが分かりました。
呈味試験の結果からも柔らかく、市販品と変わらぬ味に調理できることが分かりました。
研究の集大成である課題研究発表会では、後輩の前で立派な発表を見せてくれました。
班員皆がよく頑張りました。今年度の課題研究は終了です。
初めて導入した植物プラントをよく運転し、研究を進めてきてくれました。
研究班の皆ありがとう。
しかし、3月26日に学会発表があります。
まだまだ、終われない「植物プラント班」
頑張れ「植物プラント班」!!
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