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2026/03/09 イベント
令和7年度東京都立南葛飾高等学校定時制課程第76回卒業式を挙行いたしました!!
令和8年3月7日(土)に本校体育館にて、令和7年度東京都立南葛飾高等学校定時制課程第76回卒業式を挙行いたしました。
卒業生入場 担任の吉本先生を先頭に、緊張した表情で卒業生が入場してきます。

凜とした雰囲気の中、温かい拍手を浴びながら、卒業生はしっかりと背筋を伸ばして、担任の先生に続きます。

卒業証書授与 伊達﨑校長より、生徒一人一人が卒業証書を受け取ります。

生徒ひとりひとりとの思い出を思いだしながら呼名をする担任の吉本先生

厳かな雰囲気の中、丁寧に一つ一つの所作に気を配り、卒業証書を受け取ります。

卒業証書 本校所定の課程を修了したこと証する。

伊達﨑校長による式辞
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。ただ今、13名の卒業生に卒業証書をお渡ししました。皆さんは、本校の全課程を修了し、今日、卒業の日を迎えられました。心からお祝いを申し上げます。
また、御参列の保護者の皆様、改めまして、本日は誠におめでとうございます。本日、こうして晴れの日を迎えることができましたことを大変に喜ばしく、誇りに思っております。
これまでの、保護者の皆様のご理解・ご協力とご支援に、教職員一同、感謝申し上げるとともに、心よりお祝い申し上げます。
卒業生の皆さん、夜間定時制の学習には、根気と努力が必要です。特に、昼間働きながら学業を続けてきた人は、時間を守り、自分を律してきました。皆さんが重ねてきた努力の日々を、私は心から称えたいと思います。
そして、その中で、体育優良生徒や文化優良生徒、定時制教育の関係団体から表彰された生徒が合計7名おりました。これは、学校生活の中で率先して活動し、重要な役割を果たしてきたことの証です。すでに表彰は行っていますが、改めてここに、素晴らしい成果として称えたいと思います。
さて、学校生活の中で印象に残るのは、行事の場面です。皆で同じ時間を共有できた瞬間は、特別な想い出となります。
2年の時の演劇発表会は『セロ弾きのゴーシュ』でした。舞台作りから皆で力を合わせ、練習を積み重ねました。演じるのが苦手な人もいたと思いますが、発表会はとても良いものとなりました。
昨年の修学旅行は、大阪・京都の旅でした。
グリコ前での記念写真、お好み焼き、USJ、京都の町の散策、トロッコ列車など、盛りだくさんの、楽しい旅だったと思います。私も引率しましたが、自由行動中に時折出会う皆さんの笑顔がとても素敵で、皆さんと時間を共有できた貴重な想い出となりました。
その他にも、文化祭やスポーツ大会、定時制ならではの弁論大会など多くの行事がありました。
これら定時制の学校行事には、定時制全体が一つになる瞬間があり、その中で活躍する卒業生の皆さんの姿を、とても頼もしく感じました。
これは、南葛飾高校定時制の力強い伝統だと思います。
そして本校が大切にしているもう一つの柱が、人権教育です。
今年も授業や講演会を通して、同和問題をはじめ、死刑問題、外国人の人権など、多くの人権課題について学びました。差別の実態や背景を知り、なぜそれが起こるのかを考えることは、これからの社会でますます大切になります。
人権とは、特別な場面だけの話ではありません。毎日の生活の中で、互いを一人の人として尊重し、誰もが安心して過ごせるようにすることです。決めつけずに話を聴くこと、相手の立場を想像すること、困っている人に手を差し伸べること――そうした小さな行動の積み重ねが、人権を守る力になります。
この先、皆さんは職場や地域、家庭など、さまざまな場面で「何かおかしい」と感じる瞬間に、きっと出会います。そのときこそ、南定での学びを生かしてください。噂や思い込みに流されず、事実を確かめる。誰かが傷つく言葉があれば、黙って同調せず、やさしく止める。迷っている人がいれば、声をかける。そうした一つ一つの行動が、周囲を、そして自分自身を守り、よりよい社会を作ることへとつながっていきます。皆さんが人権を守る立場から、一歩を踏み出してくれることを期待しています。
最後に、私は、皆さんにもう一度、「南定ABC」をお贈りしたと思います。
ABCは「当たり前のことを、ばかにせず、ちゃんとやる」の精神であり、Aはあいさつ、Bは勉強、Cは挑戦です。
まずA、あいさつ。あいさつは、人間関係の基本です。これから、皆さんのあいさつに、心が和んだり、救われたりする人がきっといます。
あいさつは、言葉そのもの以上に「あなたを大切に思っています」「一緒に頑張りましょう」という気持ちを伝えます。家庭で、学校で、職場で――そして新しい環境でこそ、あいさつが信頼の第一歩になります。どうか、相手の目を見て、笑顔で自分から一言を届ける、一歩上を行く素敵なあいさつを続けてください
次にB、勉強。勉強は、豊かな人生の基本です。
卒業生の皆さん。皆さんは、「高校を卒業したら、もう勉強しなくてよい」と思っていないでしょうか。けれども、そうではありません。
社会に出て仕事をするには、まず仕事に必要なことを学ばなければなりません。よい仕事をしようと思えば、さらに学びが必要となります。
また、将来、家庭をもつ人もいるでしょう。家庭生活も勉強の連続です。掃除・洗濯・調理などの家事の他、様々な手続きや家族との関わり方など、学ぶことは尽きません。
だからこそ、これから社会に出る皆さんには、学び続けてほしいと思います。学び続けることが、生活を豊かにし、人生をより幸せなものにしていくのです。
私も、まだまだ学びの途中です。皆さんも、どうか学び続けてください。
最後はC、挑戦。挑戦は、よりよい未来をつくるための基本です。
私は、皆さんに、挑戦とは、目標に向かって努力することであると説明しました。
この4年間、授業はもちろん、学校行事、部活動、生徒会など、皆さんは、多くのことに挑戦してきました。思い出してください。挑戦のそばには、いつもそこに仲間がいます。見守る人、一緒に努力する人、支えてくれる人、応援してくれる人。挑戦をすると、周囲に多くの人が集まります。そして、同じ目標に向かって努力する人と出会えれば、人生の幅はきっと広がります。
皆さん、どうか挑戦を通して、頼れる仲間を見つけてください。社会では、自分から求めなければ得られないことも多くあります。新しいことに挑戦すればするほど出会いが増え、人生は広がっていくのです。
卒業生の皆さん、それぞれの進路に旅立つこれからが本番です。新たな舞台においても、挑戦を恐れずに歩んでください。新たな目標に向かって努力する皆さんの姿を楽しみにしています。
結びに、卒業は一つの出発点です。
私は、この出発点から旅立つ皆さんには、
是非とも幸せになってほしいと思っています。
そのために、まず自分を大切にしてください。
そして、周囲の人や仲間を大切にしてください。あとは、南定ABCを忘れずに、あいさつ、勉強、挑戦をしてください。
この卒業を自信に変えて、一人一人が選んだこれからの進路の中で、しなやかに、大きく羽ばたくことを願っています。
卒業生13名の前途に大きな期待を込めて、
卒業式式辞といたします。
令和8年3月7日
東京都立南葛飾高等学校
校長 伊達﨑 広

送辞 生徒会長 石塚さん
冬の寒さも和らぎ、春の訪れを感じられるこの頃、卒業生の皆さんが無事に卒業式を迎えられたことを在校生一同心よりお祝い申し上げます。
今日という日を迎え、今ここに立っている気持ちはどのようなものなのでしょうか、先輩方がこの学校で過ごしてきた日々は、決して楽しいことばかりではなかったと思います。勉強や部活動、学校行事など、時には悩み、迷いながらも努力を積み重ねてこられたことと思います。
しかし、そんな日々を乗り越えて今日という日を迎えられた先輩方の姿は、私たち在校生にとって大きな目標であり、憧れでもあります。
文化祭やスポーツ大会などの学校行事では、先輩方が中心となって盛り上げてくださり、その姿はとても印象に残っています。また、部活動や日々の学校生活の中で、私たち後輩に優しく声をかけてくださったことや、時に厳しく指導してくださったことは、今でも心に残っています。先輩方から学んだことは これからの学校生活の中で大切に受け継いでいきたいと思います。
これから先、先輩方はそれぞれ新しい道へと進まれます。
新しい環境の中では不安や困難に直面することもあるかもしれません。しかし、この学校で過ごした日々や、仲間と共に積み重ねてきた経験は、きっと先輩方の力となり、支えとなってくれるはずです。
今日で先輩方と同じ校舎で過ごすことができなくなると思うと、私たちは寂しさを感じています。しかし、先輩方が残してくださった姿や言葉は、これからも私たちの中で生き続けています。先輩方の背中を追いかけながら、私たちも一歩ずつ成長していきたいと思います。
私たち在校生も、先輩方が築いてくださった南葛飾高校 定時制の伝統を大切にしながら、この学校をさらにより良いものにしていけるよう努力していきます。
最後になりましたが、卒業生の皆さんのこれからのご活躍とご健康を、在校生一同心よりお祈り申し上げ送辞とさせていただきます。
令和八年 三月 七日
東京都立南葛飾高等学校 定時制課程
在校生代表 石塚 翔悟

卒業生に在校生代表としての思いを伝えます。

答辞 定時制課程4年間の仲間との思い出を語ります。

卒業生13名も卒業生代表の答辞を心を一つにして、耳を傾けています。

答辞
刺さるように冷たかった夜風が 和らぎ、春を告げるような梅の花が少しずつ咲き始める 今日の良き日、私たちは4年間の学校生活を終え、無事に卒業の日を迎えることができました。
本日はご多用の中、多くの方のご臨席を賜りこのような立派な卒業式を挙行していただいたことに、卒業生を代表して心より御礼申し上げます。
振り返ってみるとこの4年間は、私たちにとって
長いようで、短かった4年間でした。
私が特にこの4年間で印象に残っている行事は2年生の時の演劇と4年生の時に行った修学旅行です。
少しずつ学校にも慣れ2年生に進級した頃、演劇をやると
言われたとき、私はとても不安でした。そもそも人と話す
こと自体に苦手意識があった自分が「演劇なんてできるのだろうか」、「本番でみんなに迷惑をかけてしまうんじゃないか」と、まだ本番は全然先なのに、そんなことばかり考えていました。ですが、台本をたくさん読み、みんなと たくさん
練習したことで少しずつ不安が解消され、劇の練習をするのがとても楽しくなっていきました。
練習もすすみ、本番のための舞台の設営の日になりました。当日は先生方や先輩方の協力のおかげもあって、スムーズに設営することができました。完成した会場を目の当たりにして、いよいよ本番が近づいているのだと実感し、「絶対に成功させたい」と思いました。
本番当日は直前まで舞台の裏で台本を繰り返し読んでいました。その時の自分はおそらく今までの人生の中で一番緊張していたと思います。主役を任され緊張しながら迎えた本番が終わった時、劇をやり遂げた達成感や無事に劇を終えることができた安心感で胸がいっぱいになったのを今でもよく覚えています。
演劇は南葛ならではの特色なので、このような貴重な経験をさせてくれた南葛には感謝しかありません。
次に印象深かった行事は修学旅行です。やはり南葛の4年間の中で1番大きい行事なだけあって、とても楽しかったことを覚えています。
二泊三日の大阪京都の旅では1日目に海遊館に行き、ジンベイザメがとても大きくて驚きました。3日目の京都ではトロッコ列車に班のみんなで乗りました。秋風がとても寒く凍えてしまいそうでしたが、それを忘れてしまうほどに、紅葉が本当にきれいでした。
特に2日目のUSJでは絶叫系のアトラクションに乗りましたが、自分は絶叫系のアトラクションがひっじょーうに苦手だったので、怖すぎて軽く記憶が飛んだのをよく覚えています。
そんな私がUSJを心から楽しめた要因は、今まであまり関わらなかったクラスメイトと関われたからだと思います。私は自分から話す勇気がなく、なかなかクラスメイトと関わることができなかったけれど、USJでみんなとまわったことで今までより話せるようになりました。修学旅行を通じて仲間との絆を深められたことは私にとって一生忘れることはない思い出になりました。
さて 土曜日の卒業式に参列してくれた在校生のみなさん、
南葛は自分のペースで色々なことが学べる場所だと思います。南葛は4年間と他の学校よりも長いですが、その分他の学校よりもゆっくり自分の将来について考えることができます。ですから色々なことを学びながら自分のできるものや得意なことを探してみるのもいいと思います。これからも頑張ってください。
私は、この南葛飾高校で努力する大切さを学びました。
必ずしも結果が着いてくるとは限りませんが、その努力をしたことにより少しばかりか得られるものがあると思います。
自分はバドミントン部に所属していましたが大会に出ても結果は残せませんでした。しかし大会に出るための体力トレーニングをした経験を活かして自分は現場仕事の会社に就職しました。必ずしも、その時に結果が得られるとは限りませんが自分の将来の役には立つと思います。
私たち卒業生は南葛飾高校を卒業して、これからそれぞれの道に進んでいきますが、みんなでやってきた行事やみんなで遊んだ楽しかった思い出を自分は忘れることはありません。
この先、クラスメイトやみなさんと会う機会がどのくらいあるのかは、わかりませんが、南葛で学んだことを大切にしてこれからの人生を歩んでいきたいと思います。
最後になりましたが、これまでお世話になった先生方、見守り続けてくれた保護者の皆様、たくさんの思い出を一緒に作ってきた4年生のみんな、私たちを慕ってくれた在校生のみなさんに深い感謝をお伝えするとともに、南葛飾高等学校定時制の益々の発展を心よりお祈り申し上げ答辞といたします。
令和八年 三月 七日
東京都立南葛飾高等学校 定時制課程
卒業生代表 佐藤 光輝

卒業生退場 お世話になった家族の前を胸を張って卒業生が退場していきます。

卒業生を先生方や在校生が花道を作って、卒業生を拍手でおくります。


南葛定で良かった!!という思いを胸に、卒業生13名がそれぞれの進路に飛び立っていきました。