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2025/11/17 イベント
自らの進路を真剣に考えるための「進路劇」の観劇をしました!!
11月17日(月)の18:00から大会議室にて、1学年から3学年の生徒を対象に、自らの進路を真剣に考える「進路劇」の観劇の特別授業を実施しました。

本日は、「ありがちな進路についての勘違い」や「働く意味・生きる意味」について、進路劇を見ることで、自分事して考え、自らの進路を真剣に考えるきっかけにしてほしいと思っています。劇を見ていて、参考になることは、ワークシートにメモしてください。また、劇の中で大切なことについて、質問が書かれているのでその質問に答えるようにワークシートをしっかり記入してください。それでは、「進路劇」のスタートです。
進路劇 第1部 「ありがちな進路の勘違い」

男子高校生が女子高校生に進路について悩んでいると相談している場面です。
男子高校生:「進学するか・・・大学に行くか・・・専門学校に行くか・・・・就職するか・・・・どうすればいいか、わからないよ~、美緒ちゃんは進路どうするの?」

女子高校生:私は大学に進学して、法学を勉強したいから法学部を受験する。
男子高校生:じゃー、僕も美緒ちゃんと同じ大学の法学部に進学する!!
女子高校生:あなたは、本当に法学を勉強したいと思っているの?友達に行くという進路決定は誤りよ!!
あなたは大学に行って何を学びたいの?
将来どんな仕事をやりたいか?そのために何を勉強すべきかを真剣に考えることが大切よ!!
あなたは何かやりたいことやなりたいことはないの??
男子高校生:そうそう、僕、学校の先生になりたい。それとゲームが好きだから、ゲームプログラマーもいいなあ。
それから、動物が好きだから、動物関係の仕事か芸能人にもあこがれるな~。芸能人になりたいかも・・・・

司会者:ちょっと待った!!動物関係や芸能関係のことを学ぶ大学や専門学校はたくさんあります・・・・・
しかし、動物関係も芸能関係も仕事につくことができる人はごくわずか・・・とてもとても狭き門になります。
絶対になる!絶対になってやる!!と思っていても、仕事につけない可能性があります。
進学する場合、大学にしても、専門学校にしても、お金がどれくらいかかるか、各学校のパンフレットを取り寄せて、調べることが大切です。
そして、それぞれの学校がどこにお金をかけているかを見極めることが大切です。高い学校なら、どこにお金がかかっているのか?
安い学校なら、どこにお金がかかっていないのかを見極めましょう。

司会者:そして、やりたいことのある大学や専門学校をインターネットで調べ、学校説明会やオープンキャンパスに参加して、いろんな学校を比べて自分に合った学校選びをすることがとても大切です。

司会者:そして、一番大切なことは毎日学校にしっかり来ることです。進学希望でも、就職希望でも、高校時代の成績はもちろん、欠席や遅刻の数を重視する学校や会社がほとんどです。
推薦入試や総合型選抜で受験を希望する場合、一定数以上の欠席や遅刻があると、推薦基準を満たせなくなったり、受験できない場合がある大学やあ専門学校がほとんどです。
また、大学や専門学校、就職の場合、学習に対する取り組みの姿勢や学校行事や特別活動の記録等も評価の対象とすることほとんどです。
進路活動において、あのとき、こうしておけばよかった・・・・こうしておくべきだった・・・・と後悔することがないように、早め早めにしっかりと準備をしていくことが大切になります。
進路劇 第2部 「働く意味・生きる意味」

高校生がとある公園で、進路について、悩んでいました。そこへやっと昼休憩をとることができた社会人のおじさんがやってきました。
社会人のおじさん:あーやっと昼休憩だあー・・・・そこの悩める学生よ、何を悩んでいる。
高校生:将来、どんな仕事が自分に向いているのかがわからない・・・・働いたこともないから、働く意味もわからない・・・・
社会人のおじさん:会社員は会社の歯車!!英語で歯車はギア!!ギャ~ってか!?

社会人のおじさん:さて、ここで質問です。この世の中に何種類の仕事があるでしょうか?
同じ職名でも、会社によって仕事内容は変わる。だから100種類の仕事でも100倍、いや、その1万倍以上あるかもしれない。
だから、世の中の全部の仕事をやってみるしかないのです。

社会人のおじさん:いいか若者、ここで、悩みを2つにわけてみよう。
自分はどんな仕事が向いているのか・・・・と、どんな仕事をやりたいのかとは別に考えるのだ。

社会人のおじさん:やりたい仕事は調べることができる。やりたい仕事が自分に向いているかどうかは実際に働いてみないとわからない。
さらにいうと、働いてみても、自分に向いているかどうか、わからないことが多い。

社会人のおじさん:仕事は楽しいかどうかについては、楽しいときもあれば、楽しくないときもある。
向いているかどうかよりも、やらなければならないから、仕事をやっている。
だから、現在の私の仕事はやりたかった仕事ではありませ~ん!!

社会人のおじさん:私は家族を守るために働いています。家族を守るためなら、どんな仕事だってやります!!

社会人のおじさん:いつまでも進路にうじうじと悩む時間はもったいないと思っていいるかもしれない。
しかし、悩む時間は学生だけに与えられた特権です。悩むだけ、悩みなさい。

社会人のおじさん:仕事はやっていくうちに慣れてくる。そして、楽しさもみえてくる。
しかし、仕事でも、何でも、途中でやめてしまう人は信頼を失う。

社会人のおじさん:これから自由に進路を選ぶことができる君たちへ。
進学するなら、どんなことを学ぶことができるか調べる。
就職するなら、どんな仕事があるかを調べる。
選んだ進路や仕事は、自分に向いていると信じて、頑張り続けることが大切なことです。

演者 武井 美緒さんからのメッセージ
私は大学時代に高校に教育実習にいきました。その時に、高校生に進路はどうするのと聞くと、ほとんどの生徒がとりあえず大学進学かな・・・
名前を聞いたことのある大学にいければ、いいかなと答えていました。
大学進学を考えている人は、将来、どんな仕事につきたいのかを考えた上で、大学でどんなことを学ぶべきかを考えて、進学する大学を考えましょう。

演者 森山 太 さんからのメッセージ
私は、大学卒業後に単身でインドネシアに行き、日本語講師として働いていました。
生徒とのコミュニケーションはほとんど英語でとるしか方法はありませんでした。
英語がしっかり話せるということがとても大切なことでした。
これから日本はグローバルな社会になっていきます。
そういう視点をもって、どうか英語の授業をがんばてください。

演者 森川 渉 さんからのメッセージ
進路を考える演劇をやって、高校生に自分の進路のことを考えるという仕事をしています。
劇でもやったように30万種類、いや、それ以上100万種類以上ある仕事の中で、皆さんが経験できるのは、多分、2~3でしょう。
いろいろ調べて、「なりたい自分」を考え、見つけていってください。