
国際理解教室を実施しました
3月15日(木)、第2学年の外国語コースを対象に、国際理解教室を実施しました。海外青年協力隊でパプアニューギニア(PNG)にて2年間、村落開発普及員として農業指導をした本田龍輔さんを招き1クラスずつ回ってプレゼンをしていただきました。教育不足がいかに深刻かについて、Grade 8(中二相当)では約4分の1(クラスで10人)、Grade12(高三相当)では2%弱(クラスで1人)ということを実際に生徒を起立させ、だんだん着席させていくことで実感させていました。農業学校において、かまどの製作、香料入り石鹸の生産、栄養指導としてさつま揚げやうどんの料理教室、日本語教室を実施したとのことです。国際協力はかわいそうだからすることではないこと、日本とは貿易をとおして相互依存していること、そして自分自身の価値観を相対化してもっと深い人間理解ができるようになるということを説かれました。質問タイムでは、身体を洗うのは農村では川であること、食べ物は数少ない「味なし文化」で芋類がメインであること、病気をすると日本が恋しくなるが結局は任期いっぱい帰国しなかったことに衝撃をうけていました。また、現地のピジン語を働きながら習得したこと、JICAで働くには常勤職員ならば大学卒から大学院卒程度、協力隊員ならば職務経験が必要で派遣される7割弱は女性ということに興味をもっていました。
