校章

東京都立工芸高等学校 定時制

アートクラフト科の授業紹介(金属工芸:鍛金 花器)

2024/11/15

アートクラフト科では、金属やガラスなどの素材を使用したものづくりを学んでいます。

 

今回ご紹介するのは、4年生「アートクラフト実習」の授業における「花器制作」の様子です。金属を加工する技法のうち、「鍛金(たんきん)」という技法で制作しています。

 

鍛金とは、1枚の平らな金属の板を、金槌で叩いて立体形成する技法です。基本的な工程は、①加熱して金属を柔らかくする(焼きなまし) ②金属表面の酸化膜を取り除く(酸洗い) ③当て金と金槌を使いながら叩いて形成 この繰り返しです。

 

【立体形成の流れ】

A科花器11.JPG

 

【当て金と金槌で叩く】

A科花器3.JPG

 

【焼きなましの様子】

A科花器5.JPG

 

【制作途中の状態】

A科花器7.JPG

A科花器4.JPG

 

【仕上がり具合の確認】

A科花器2.JPG

 

【過去の生徒作品】

A科花器9.JPG

A科花器8.JPG

 

アートクラフト科の実習室である「鍛金室」からは、金属を叩く小気味よい金属音が響いています。

地道な作業を経て、無数の「鎚目(つちめ)」が美しい作品が仕上がります。