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東京都立工芸高等学校 定時制

学科紹介

特色

工芸高校の「ものづくり」を学ぶ4つの学科の特徴

本校の「ものづくり」を学ぶ4つの学科について紹介します。

特色1

1 手仕事によるものづくりの素晴らしさを残したい

アートクラフト科では、金属やガラスを素材とした、手仕事によるものづくりの技を追求します。
金属やガラスと聞いた皆さんは、「硬い、冷たい」という印象を受けるかもしれません。しかし地道で単純な手作業を繰り返し完成させた作品は不思議と温かみをもち、また自分の思いをかたちにすることは何ものにも代えがたい充実感があります。アイデアを作品とするために、デッサンや製図、PCを用いたデザイン基礎といった基本もしっかり身につけます。 アートクラフト科では手工業により「作品を育む」過程で、機械による大量生産とは異なる、構想、時間、根気が必要なものづくりの原点を学びます。 ともに作品制作をするクラスの仲間や熱心に指導する教員との触れあいが、他の学校や科では味わえない高校生活を一層豊かなものにしてくれることでしょう。

特色2

2 快適で安全な室内空間を企画・設計・制作

インテリア科では、人が心地よいと感じる空間づくりを学びます。 天井、壁、床の素材を決め、カラーコーディネートをして、家具や照明などを選んで配置する、それらすべてをデザインする力を身につけます。
授業では、インテリアデザインの基本となるデッサンやスケッチの描き方、アイデアを人に伝えるための完成予想図や模型のつくり方などを学び、企画のコンペティションやコンテストでプレゼンテーションする能力も養います。また、木材を加工し組み立てる家具づくりにも取り組みます。 家具づくりは、機械加工と手仕事の両方の技術を身につけます。さらに、日本に古くから伝わる木工道具を使い、伝統工芸でもある指物づくりも経験します。
こうしてインテリアに関わる全般を学ぶことで、快適で、美しく、楽しく、そして安全なインテリアを計画・創造する能力を養います。

特色3

3 視覚表現と工芸の二本柱で実践力を養成

グラフィックアーツ科の特徴は、情報を視覚伝達する「グラフィックデザイン」と実用を目的としながら芸術性を高くもつ「工芸」を、教育の二本柱としていることです。
「グラフィックデザイン」はさらに、紙を中心とする印刷媒体とウェブサイトや映像というディスプレイ媒体の2領域があり、「工芸」は版画から活版印刷まで扱う印刷工芸と、陶磁器の絵付けや絵画を対象とした伝統工芸の2領域に分けられ、それぞれについての知識と技術をバランスよく学び、社会で通用する実践的な技能として身につけられるよう配慮しています。
こうした授業をはじめ学校生活全般を通じて、主体性、規律・生活習慣、コミュニケーション能力といった社会性を、グラフィックアーツとの関係性を説きながら養成することにも力を注いでいます。その教育成果として、本科の卒業生を即戦力として採用する企業が多く、一方でより高度な学術・研究を求め、大学・専門学校へ進学する生徒も増えています。

特色4

4 つくり手の個性を活かしマシンとともに作品製作

マシンクラフト科には、コンピューターや工作機械などのマシンと一緒に作品をつくり出す創造性豊かな世界が広がっています。本科でつくるものは、美しさを追求したオリジナル作品であり、一般的に工業製品の生産を目的とする、工業高校の機械科とは追究する分野が異なります。つくり手の個性が反映された世界で一つだけの作品をつくるため、授業ではそのもとになるデザインや製図を学びます。そして自分の思いをかたちにするため、材料に関する知識や加工技法、機械操作やコンピュータの知識・技術を身につけます。
また、専門的な技能を社会で活かせるように、人間関係を築き、コミュニケーション能力を高めいくことにも力を注いでいます。
4年間という時間をフル活用し、「機械科」とはひと味違った特色あるカリキュラムを通して、自分の個性と感性をかたちにしましょう。

行事

遠足、球技大会、体育祭、工芸祭、修学旅行、セーフティー教室、映画鑑賞教室など盛りだくさん。

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