校章

東京都立東大和高等学校

2022高校総体東京都大会

2022/05/16

高校総体支部予選会を勝ち抜いた選手たちが東京都大会に挑みました。都大会は4日間にわたって開かれました。実に感動的なことの多い4日間でした。

 

2022.5.15 高校総体東京都大会情報

 

5月7日(土)~15日(日)の4日間に、駒沢オリンピック公園陸上競技場にて「第75回東京都高等学校陸上競技対校選手権大会兼第77回国民体育大会東京都代表選考競技会」(総体都大会)が行われました。東京都の6つの支部からその代表が出場して力を競う大会です。この大会で6位以内に入賞した者は、南関東大会に、さらに南関東大会で6位以内に入賞した者は全国大会へと進出することができます。

 

支部予選会を勝ち抜いて都大会に出場した選手は、全部で34種目です。さまざまな苦闘の結果をいま試すときです。「チームやまと」は全力で大会に臨みました。

 

 

第1日目(5月7日・土曜日)

 

朝には雨が降り、止んでも曇天の下、競技が開始されました。途中また雨にたたられたり、かと思うと太陽が顔を出したりする不安定な気候でしたが、選手たちは全力を尽くしてくれました。

トラックレースでは、まず9時45分開始の女子400m走予選、緑川莉亜(3年)は組中3位1分00秒91で予選落選。10時15分開始の男子400m走予選に出場予定の内藤朔也(1年)体調不良欠場。11時開始の男子1500m走予選、渡部翔貴(3年)は組中7位4分09秒10で予選落選。11時30分開始の女子1500m予選、横山美萌(2年)は組中6位4分52秒67で予選落選。12時10開始の女子100m予選、常盤麻文(3年)は組中5位12秒82(-0.8)ながら、タイムで拾われ、準決勝進出。12時40分開始の男子100m走予選では、古川謙慎(3年)は組中4位11秒20(-0.1)ながら、タイムで拾われ、準決勝進出。友野晃誓は出場棄権。15時25分開始の女子4×100mリレー予選、井出日和(2年)-常盤麻文(3年)-中島凜(3年)-恵花知里(3年)の布陣で東大和チームは組中2位49秒25で予選落選。ただし、このタイムは予選全体の11位であり、惜しいところで決勝進出を逃しました。15時55分開始の男子4×100mリレー予選、今信行(3年)-友野晃誓(2年)-西川琉翔(3年)-古川謙慎(3年)の東大和チームは組中2位43秒31で予選落選。このタイムは予選全体の20位でした。

フィールド競技は、10時開始の男子砲丸投予選で、関矢皓亮(3年)は軽く13m33を投げて、11m50の予選通過標準記録をクリア、熊谷優那(3年)は9m80で予選落選。11時開始の女子円盤投予選2組、矢後茜音(2年)は組中15位20m66で予選落選。11時15分開始の男子走幅跳決勝で、友野晃誓(2年)は第1跳躍で踏切が合わず、ファール、第2跳躍でもファールと続け、あとがなくなりました。第3跳躍6m67(-0.1)で全体の10位。惜しくもトップ8に残れませんでした。14時45分開始の男子砲丸投決勝で、関矢皓亮(3年)は、第1投でまさかの12m台(12m93)でひやりとさせましたが、第2投で13m45、第3投には13m81の記録を出しました。その後は第4投ファール、第5投13m13、第6投13m30でした。結果、第3投の記録13m81をもって、関矢皓亮は東京都第3位入賞となり、南関東大会出場権を得ました

 

 

第2日目(5月8日・日曜日)

 

第2日目は、雨こそ降らないものの、曇天で、うすら寒い1日でした。

トラックレースでは10時35分開始の女子100m走準決勝1組で、常盤麻文(3年)は、組中7位12秒76(+0.2)で準決勝落選。10時50分開始の男子100m準決勝2組で、古川謙慎(3年)は組中7位11秒06(+1.2)で準決勝落選。11時10分開始の女子400mハードル走予選で田中史織(3年)は組中5位1分11秒45で予選落選。尾関茜(3年)は組中4位1分06秒39で予選落選。ただし、尾関は自己ベストの記録で、予選全体の9位となり、非常に惜しいところで決勝進出を逃しました。

フィールド競技は、9時30分開始の女子やり投予選で、渡辺優羽(2年)は1投目で32m51を投げ、32mの予選通過標準記録を突破し、決勝進出。14時30分開始の決勝では、第1投31m99、第2投28m90、第3投ファールということで、3投を終えて、なんとかトップ8に入ることができました。しかし、第4投29m28、第5投26m98と記録を落としたまま最後の第6投の試技に臨みました。苦しい中、渡辺の放った最後の第6投は、やりの角度と力を入れる角度がぴったり合って、やりは綺麗な飛び方をしました。結果、まさかの35m37。奇跡的な結末となりました。この最終第6投35m37をもって渡辺優羽は東京都第4位に入賞。南関東大会出場権を得ました。

 

 

第3日目(5月14日・土曜日)

 

第3日目は、朝から雨となりました。午前遅くには雨は止みましたが、不安定な気候でした。

トラックレースでは、10時10分開始の女子800m走予選で、川口満有花(3年)が2分20秒42で組中2位予選突破。緑川莉亜(3年)も2分18秒85で組中1位予選突破。2名は日曜日に行われる準決勝に進出しました。10時50分開始の男子800m走予選で、渡部翔貴(3年)は1分57秒96で組中5位ながらタイムで拾われて予選突破。日曜日に行われる準決勝進出。加藤春(2年)は1分59秒25で2分を切ったものの、組中5位で予選落選。男子200m走の古川謙慎(3年)は足の故障で棄権。12時20分開始の女子3000m走で、横山美萌(2年)は10分20秒69の記録で組中7位予選突破。日曜日の準決勝進出。13時開始の男子5000m走では、小澤駿平(2年)が16分13秒66で組中20位予選落選。最後のトラックレースの男女4×400mリレーで、15時開始の女子リレーでは、中島凜(3年)-常盤麻文(3年)-田中史織(3年)-緑川莉亜(3年)のチームでなんと4分を切る大躍進。3分58秒67の組中1位、都全体の6位の記録で、予選突破。まさかの展開で日曜日の準決勝に駒を進めました。15時20分開始の男子リレーでは、内藤朔也(1年)-友野晃誓(2年)ー大槻海翔(2年)-山本蒼輝(3年)のチームで3分22秒59のタイムで組中3位となりました。この記録は都全体の12位相当。このチームでのベスト記録の大幅な更新だったのですが、残念ながら予選落選でした。

フィールド競技は、10時開始の男子円盤投決勝で、初日に砲丸投で南関東大会出場をきめた関矢皓亮(3年)が出場。しかし、記録は24m84に留まり落選。同じく男子円盤投熊谷優那(3年)は27m69で落選でした。

 

 

第4日目(5月15日・日曜日)

 

第4日目、ついに最終日となりました。雨はほとんど降らないものの、いつ降ってくるかわからない不安定な曇天でした。

トラックレースでは、9時30分開始の女子100mハードル走で、山田優奈(1年)は、17秒32(-0.8)で組中7位予選落選。井出日和(2年)も18秒90(+0.2)で組中5位予選落選。10時05分開始の男子110mハードル走で、荻原遼平(2年)は、16秒07(-0.8)で組中3位となり、準決勝進出。12時10分開始の準決勝では、15秒53(-1.1)で都全体の11位の記録で準決勝落選となりました。10時30分開始の女子800m走準決勝では、予選を勝ち抜いた2名が出場。緑川莉亜(3年)は2分18秒40で組中3位、都全体の7位となり、準決勝突破。決勝に進出しました。川口満有花(3年)は2分18秒55で組中3位。残念ながら都全体の9位でぎりぎりの準決勝落選となり、あと0.1秒の差で決勝進出とはなりませんでした。10時50分開始の男子800m準決勝では、渡部翔貴(3年)が1分59秒20で組中7位準決勝落選。11時15分開始の女子200m走準決勝では、常盤麻文(3年)が25秒91(-1.6)で組中4位。残念ながら都全体の9位でぎりぎりの準決勝落選となり、あと0.2秒の差で決勝進出とはなりませんでした。12時30分開始の女子3000m決勝では、横山美萌(2年)が10分19秒37で16位となりました。激戦の女子3000mで都全体の長距離選手の中で16位は大いに評価できます。

さて、準決勝9位で涙をのんだ2名の選手の悔しさを晴らすためにも、決勝進出の2種目に期待がかかります。まず12時50分開始の女子800m走決勝で、緑川莉亜(3年)は、積極的なレース展開で、2分18秒14の記録で第5位入賞。南関東大会出場権を得ました。さらに、15時開始の女子4×400mリレー決勝は、中島凜(3年)-常盤麻文(3年)-田中史織(3年)-緑川莉亜(3年)の布陣で挑戦。大外の第8レーンで、他の選手が見えない位置からのスタートで心配されましたが、4人とも実に積極的なレース展開。追いつ追われつの激走の中で、最終的に3分55秒55の記録で第4位入賞。南関東大会出場権を得ました。

フィールド競技は、11時30分開始の女子砲丸投予選で、矢後茜音(2年)は7m34の記録で予選落選。12時開始の男子三段跳決勝で、今伸行(3年)は13m25(+1.3)の記録で10位となりました。入賞ラインまであと約10㎝で涙をのみました。

 

 

関東大会(令和4年度関東高等学校陸上競技大会 秩父宮賜杯第75回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 北関東・ 南関東地区予選会)は、6月17日(金)~6月20日(月)に栃木県宇都宮市の「カンセキスタジアムとちぎ」にて開催されます。厳しい東京都予選を勝ち抜いた選手たちの活躍を心から祈ります。

 

関東大会出場にあたって、保護者会や同窓会にお力添えをいただき、生徒たちが十分に力を発揮できるように頑張らせたいと考えます。どうかよろしくお願いいたします。また、今回の大会は3年ぶりで一部が有観客で行われました。ご来場いただいた保護者の方々に感謝申しあげます。これからも「チームやまと」を応援いただければ幸いです。

 

 

東京都大会入賞者(南関東大会出場権を得た者)

 

男子

砲丸投  第3位 関矢皓亮(3年) 13m81      

 

女子

800m走 第5位 緑川莉亜(3年)2分18秒14

やり投 第4位 渡辺優羽(2年)35m37    

4×400mリレー 第4位 中島凜(3年)-常盤麻文(3年)-田中史織(3年)-緑川莉亜(3年) 3分55秒55

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写真撮影:東海林元