全国１１ブロックを勝ち抜いた全国総体が福井県で行われました．「チームヤマト」からの出場者は２名。全力で戦いました。中学生のみなさまには、ぜひ本校を志望していただき、来春には、「チームやまと」の一員となっていただきたいと希望します。

 

2021.8.1　　全国総体情報

 

7月28日（水）～8月1日（日）の5日間に、福井県9.98スタジアム（福井県営陸上競技場）にて「令和３年度全国高等学校総合大会陸上競技大会兼第74回全国高等学校陸上競技対校選手権大会～輝け君の汗と涙～北信越総体2021」（全国総体）が開催されました。全国の11のブロックを勝ち抜いた精鋭の集まる大会です。そして高校生日本一を決める大会です。「チームやまと」からは２名（３種目）の参加です。コロナウイルス感染症の流行のため、大変な状況の中で、関係各位のご努力の成果で、昨年度はできなかった全国総体ができたことには大変に感謝します。本当にありがとうございました。

台風のために29日（木）は豪雨。その後も暑さは厳しく、大会期間中、ずっと苦しい中での競技でした。そして2人を苦しめたのは、何か普段とは違う重圧のようなものでした。やはり全国総体の目に見えない圧力が2人にかかっていたのでしょう。

前日の28日には福井入りをしていた友野舜涼(3年)、藤田貴子（3年）の2名は全国総体の第２日目7月29日（木）に競技開始となりました。引率は川島利治総監督、松岡保雄コーチ、そしてサポーターとして米田優奈(3年)。総勢5名の「チームやまと」の面々が大会に臨みました。ところが、台風のため、叩きつけるような豪雨。そのため競技は1時間遅れとなり、スタートしました。スタジアムには雨天走路が設置されているので、ウォーミングアップはなんとかできました。

午前11時に男子走幅跳予選が開始されました。友野は第2組試技順21でした。第1跳躍は6ｍ70(-0.1)でまずますのスタート。しかし第2跳躍で足が合わず5ｍ22(-0.7)となってしまい、ピンチを迎えました。第3跳躍で予選通過をかけましたが、6ｍ65(+1.1)でした。結局友野は6ｍ70(-0.1)の記録に留まり、予選第2組で24位、予選落選となりました。全体では49位（66名中）でした。自己ベストに40㎝も及ばない記録は、無念であったと思いますが、全国の場で戦えたことは今後の友野にとって大きな意味を持つことと思います。

午後13時58分、女子400ｍハードル走予選8組がスタートしました。藤田は第2レーン。結果は第6位で1分04秒87。予選落成となりました。全体で52位(66名中)でした。何か足が地に着かない印象がありました。これが全国の重圧でしょう。自己ベストを出せずに終わりました。

30日（金）9時58分、女子混成七種競技、女子100ｍハードル走第1組がスタートしました。藤田は7レーン。得意のハードル種目でしたが、この日は人が変わったような走り。ふわふわと浮くようなハードリングで、いつもの豪快な走りができませんでした。結果は5着15秒85(-1.2)で733点。最初の競技で出遅れてしまいました。続く女子走高跳は11時40分からスタート。ここでも力がもう一歩出せず、1ｍ45で566点。続く女子砲丸投は14時30分からでしたが、9ｍ42で492点。やはり不調のまま第1日目を終えるのかと思っていたところ、第1日目の最終種目女子200ｍ走で目の覚めるような走りを見せてくれました。17時39分、女子200ｍ走3組がスタート。第1着でゴール。記録は25秒23(+2.1)で866点。このタイムは全出場者38名中トップでした。不調で始まった第1日目を最後でしっかりと締めてくれました。

31日（土）10時、女子走幅跳開始。藤田は5ｍ11(+1.9)を跳んで589点。14時10分、女子やり投で29ｍ71を投げて471点。最後の女子800ｍ走第3組スタート18時36分、第3組のトップを切って2分24秒51で763点。

2日間の激闘の結果、藤田貴子の総合成績は17位4480点でした。さまざまな好不調の中で、全国の場を踏んで、よく闘ってくれたものだと思います。

川島利治総監督、松岡保雄コーチ、米田優奈(3年)のサポートがあったからこそ、友野舜涼も藤田貴子も全力を尽くせたのだと思います。また、東京からさまざまな応援をいただきました。それも力になりました。ありがとうございました。4月から始まった長いインターハイロードでしたが、これで終了となります。ここで「チームやまと」全員の力の結集を心に刻んでおきたいと思います。

 

全国総体結果

男子走幅跳　友野舜涼(3年) 6ｍ70(-0.1)＝全国49位

女子４００ｍハードル走　藤田貴子（3年）1分04秒87＝全国52位

女子混成七種競技　 藤田貴子（3年）　100ｍハードル走15秒85(-1.2)＝733点、走高跳1m45＝566点、砲丸投9m42＝492点、200ｍ走25秒23(+2.1)＝866点、走幅跳5ｍ11(+1.9)＝589点、やり投29ｍ71＝471点、800ｍ走2分24秒51で763点  総合得点4480点＝全国17位