校章

東京都立東大和高等学校

2021高校総体 都大会(後半戦)

2021/05/17

先週に引き続き、高校総体支部予選会を勝ち抜いた選手たちが東京都大会に挑みました。先週はあまりにも大きな成果が出て、驚きを感じましたが、今週の活躍に期待が持たれました。

 

2021.5.16 高校総体東京都大会情報(後半戦)

 

5月8日(土)~18日(日)の土日の4日間に、駒沢オリンピック公園陸上競技場にて「第74回東京都高等学校陸上競技対校選手権大会兼第76回国民体育大会東京都代表選考競技会」(総体都大会)が行われました。先週、8種目の南関東大会出場権を得た「チームやまと」がどう戦うのか、期待が持たれました。

先週の結果を受けて、「チームやまと」の選手たちにはどのような気持ちが渦巻いているのでしょうか。今回はその3,4日目の様子をお伝えします。

 

第3日目(5月15日・土曜日)

 

雨は落ちてきませんが、初夏の強い風が頬を打つ日となりました。「チームやまと」は、先週の大活躍を受けて、今週も全力を尽くします。

9時30分、男子走高跳の競技開始。藤田凌平(3年)と櫻井愛貴(3年)が挑戦しました。残念ながら、2人とも、調子が出ず、予選1組藤田凌平は、最初の高さが跳べず、予選落選。予選2組櫻井愛貴は1m77の記録となり9位で予選落選。2名とも自己ベストに及ばない結果は無念でした。

9時30分、男子やり投予選1組鈴木稜也(3年)は、13位40m71で予選落選。11時からの予選2組村田海斗(3年)は、9位46m04で決勝進出となりました。村田は15時30分からのやり投決勝で10位47m95となり、入賞は逃しました。村田は自己ベストに遠く及ばない結果となり、残念な結果でした。

女子混成七種競技に出場の藤田貴子(3年)は9時45分女子100mハードル走で14秒88(-0.3)=858点を出し、全体の2位となりました。藤田貴子はそのまま調子づき、11時女子走高跳で5位1m54=666点、13時女子砲丸投で2位9m54=499点、女子200m走で1位25.98(-3.6)=799点。第1日目を全体のトップで折り返しました

10時10分、女子800m走予選には、2組緑川莉亜(2年)、3組俵やよい(3年)、4組川口満有花(2年)と3名の出場。緑川莉亜は3位2分23秒06で予選落選。川口満有花は7位2分32秒01で予選落選。俵やよいだけが2位2分17秒05で決勝進出を決めました。

10時50分、男子800m走予選3組、長沢匠人(3年)は1位1分56秒29。しかし、全体の9位となり、本当に惜しくも予選落選となりました。

11時30分、女子200m走予選3組中島凜(2年)は、5位27秒34(-4.0)で予選落選。6組米田優奈(3年)は2位25秒93(-1.8)で決勝に進出することができました。

11時55分、男子200m走予選5組、那須恵翔(3年)は、5位22秒96(-3.5)で予選落選。

13時、女子三段跳決勝には、櫻井瑛美(3年)、安藤穂乃香(3年)、畠中すみれ(3年)の3名が出場。櫻井瑛美が11位11m23(+0.1)、畠中すみれが18位10m58(+3.2)、安藤穂乃香が22位10m39(+0.7)となりました。

13時15分女子円盤投決勝で谷本栞乃(3年)が32m11を投げ、8位入賞を果たしました。南関東大会出場権は得られませんでしたが、健闘しました。

もう一つ、調子に乗れない「チームやまと」でしたが、リレーは素晴らしい結果を出しました。15時15分、女子4×400mリレー予選6組、東大和チームは米田優奈(3年)- 緑川莉亜(2年)- 櫻井瑛美(3年)-藤田貴子(3年)の布陣で3分56秒48という素晴らしい記録を出し、全体の5位で決勝進出となりました。
さらに15時55分、男子4×400mリレー予選5組、東大和チームは西永優作(年)-長沢匠人(3年)-友野舜涼(3年)-佐々木陽太(3年)の布陣で3分19秒80という素晴らしい記録を出し、全体の4位で決勝進出となりました。

男女4×100mリレーに続き、男女4×400mリレーでも決勝進出は、「チームやまと」始まって以来のことです。

第3日目は、取りこぼしが多く、自己ベストに届かない選手が多数おり、残念なことも多い1日でしたが、藤田貴子の混成での活躍、男女マイルリレーの決勝進出など、「チームやまと」の強さも出せた日となりました。

 

第4日目(5月16日・日曜日)

 

最終日となりました。午前中からしきりに肌を濡らす弱い雨が降ってきました。

9時20分、女子100mハードル走予選では、1組畠中すみれ(3年)、2組井出日和(1年)、4組常盤麻文(2年)の3名が出場しました。畠中は4位16秒21(-2.4)、井出は4位17秒78(-1.5)、常盤は5位17秒28(-1.9)で、残念ながら、3名とも予選落選。

9時30分、昨日全体の1位で折り返した女子混成七種競技の藤田貴子(3年)が女子走幅跳に出場、4位4m95(+2.1)=546点。さらに12時30分、女子やり投で、7位28m90=456点。14時20分、女子800m走で1位2分22秒95=784点となりました。最終結果として、藤田貴子は総合得点4608点で堂々の3位入賞。女子400mハードル走に続いて、2種目めの南関東大会出場権を獲得しました。

9時30分、女子砲丸投予選1組、谷本栞乃(3年)は3位10m35を投げ、決勝進出。13時40分、谷本は、女子砲丸投決勝で、10m12の記録で8位入賞。惜しくも南関東大会出場権は得られませんでしたが、大健闘でした。

9時50分、男子110mハードル走予選では、3組菅野真(3年)、4組武藤隼太(3年)、6組荻原遼平(1年)の3名が出場しました。菅野は足の故障が響き、途中棄権。武藤は3位15秒77(-1.8)、荻原は5位16秒61(-2.2)で残念ながら、3名とも予選落選。

10時、男子円盤投予選1組村田海斗(3年)、氏井正人(3年)、11時30分、予選2組飯野碧(3年)と、男子円盤投には3名が挑戦しました。結果は、村田9位27m76、氏井11位27m07となり、2名は予選落選。飯野だけが6位31m76で決勝進出となりました。13時50分、飯野碧は男子円盤投決勝で、10位31m38となり、残念ながら、入賞はなりませんでした。

10時20分、男子三段跳予選、宇津木大輝(3年)は1組9位12m95(+1.5)で予選落選となりました。

10時30分、女子200m走準決勝1組、米田優奈(3年) は4位26秒10(-3.2)で、全体の9位となり、本当に惜しいことに8位との差0秒08で決勝進出を逃しました。

11時30分、女子800m走決勝で、昨日予選を勝ち抜いた俵やよい(3年)が出場。2分18秒44で7位入賞。惜しくも南関東大会出場権は得られませんでしたが、健闘しました。 

昨日、決勝進出を決めた男女4×400mリレーが今大会最後の競技となります。まず女子は15時10分、第1走の米田優奈が頑張り、4位で渡したバトンを緑川莉亜が6位で櫻井瑛美に渡し、櫻井でほとんど最下位になったバトンを藤田貴子は一気に他を抜き去り、5位へと繋ぎゴールするという展開。藤田のラップタイムはなんと55秒。直前に混成競技で800mを走ったばかりの藤田でしたが、神がかり的な勝ち方をしてくれました。米田優奈(3年)-緑川莉亜(2年)-櫻井瑛美(3年)-藤田貴子(3年)の布陣で3分55秒07の記録で5位入賞、南関東大会出場権を得ました。

続く男子は、第1走西永優作が4位で渡したバトンを長沢匠人が混戦の中、最後に抜け出して3位で友野舜涼に渡し、友野は3位をキープ、アンカー佐々木陽太もそのまま死力を尽くし、ゴール。4人の安定した走力が光るレースでした。西永優作(3年)-長沢匠人(3年)-友野舜涼(3年)-佐々木陽太(3年)の布陣で3分16秒67という素晴らしい記録で堂々3位入賞、男子も南関東大会出場権を得ました。男女の入賞は「チームやまと」史上初の出来事で、感動の輪が広がっていきました。

対校得点は男子トラック14点(11位)、男子フィールド13点(7位)、男子混成7点(3位)で男子総合5位(34点)となり、男子は対校得点でも入賞しました。女子は、女子トラック17点(11位)、女子フィールド4点(21位)、女子混成6点(4位)で女子総合10位(27点)となりました。

 

第4日目も3種目で南関東大会出場権を得て、4日間で11種目の出場権が得られました。「チームやまと」史上最大の人数で南関東大会に臨むことになります。南関東大会は、6月18日(金)~21日(月)の4日間、神奈川県で開催予定です。「チームやまと」のさらなる活躍を期待したいと思います。

 

以下に全日程の結果を記します。(写真提供:俵やよい・東海林元・川島利治)

 

東京都大会入賞者(各種目8位以内の入賞者)

 

男子

400mハードル走 第5位 佐々木陽太(3年) 54秒08

走幅跳 第4位 友野舜涼(3年) 7m00(+1.8)

砲丸投  第4位 関矢皓亮(2年) 12m83/第6位 氏井正人(3年) 12m47

4×100mリレー 第5位 那須恵翔(3年)-西永優作(3年)-古川謙慎(2年)- 友野舜涼(3年) 41秒53

4×400mリレー 第3位 西永優作(3年)-長沢匠人(3年)-友野舜涼(3年)-佐々木陽太(3年) 3分16秒67

男子混成八種競技 第2位 櫻井愛貴(3年) 100m走11秒48(-2.2)=757点・走幅跳6m49(+1.3)=695点・砲丸投9m85=477点・400m走51秒74=736点・110mハードル走15秒98=735点・やり投4位38m76=424点・走高跳1m84=661点・1500m走4分55秒86=584点 総合点数5069点

 

女子

800m走 第7位 俵やよい(3年) 2分18秒44

400mハードル走 第4位 藤田貴子(3年) 1分03秒51

5000m競歩 第4位 平井日菜(3年) 28分18秒11
走幅跳 第7位 櫻井瑛美(3年) 5m50(+3.0) 

砲丸投  第8位 谷本栞乃(3年) 10m12

円盤投 第8位 谷本栞乃(3年) 32m11

4×100mリレー 第8位 安藤穂乃香(3年)-米田優奈(3年)-櫻井瑛美(3年)-藤田貴子(3年) 48秒45

4×400mリレー 第5位 米田優奈(3年)-緑川莉亜(2年)-櫻井瑛美(3年)-藤田貴子(3年) 3分55秒07

女子混成七種競技 第3位 藤田貴子(3年)100mハードル走14秒88(-0.3)=858点・走高跳1m54=666点・砲丸投9m54=499点・200m走25.98(-3.6)=799点・走幅跳4m95(+2.1)=546点・やり投28m90=456点・800m走2分22秒95=784点 総合得点4608点

 

sono21.jpg

sono22.jpg

sono23.jpg

sono24.jpg

sono25.jpg

sono26.jpg

sono27.jpg

sono28.jpg

sono29.jpg

sono30.jpg