校章

東京都立東大和高等学校

2021高校総体 都大会(前半戦)

2021/05/10

高校総体支部予選会を勝ち抜いた選手たちが東京都大会に挑みました。都大会は4日間にわたって開かれます。「チームやまと」はいままでにない大活躍を見せてくれました。これが最後の大会になるかもしれない、という3年生の底力がこの結果をもたらしたのだと思います。これまでの努力が結実しました。

 

2021.5.9  高校総体東京都大会情報

 

5月8日(土)~18日(日)の土日の4日間に、駒沢オリンピック公園陸上競技場にて「第74回東京都高等学校陸上競技対校選手権大会兼第76回国民体育大会東京都代表選考競技会」(総体都大会)が行われました。東京都の6つの支部からその代表が出場して力を競う大会です。この大会で6位以内に入賞した者は、南関東大会に、さらに南関東大会で6位以内に入賞した者は全国大会へと進出することができます。

 

コロナウイルス感染症の流行のための緊急事態宣言が継続され、大変な都内の状況の中で、関係各位のご努力の成果で、駒沢陸上競技場で都大会ができたことには大変に感謝します。本当にありがとうございました。

「チームやまと」はこの大会に52種目に出場することになりました。選手たちの胸にはどんな感慨があるのでしょうか。今回はその1,2日目の様子をお伝えします。

 

第1日目(5月8日・土曜日)

南からの風が吹き、温度、湿度ともに高い初夏の晴天の下、初日がスタートしました。まずは男子走幅跳予選が9時30分スタート。部長・友野舜涼(3年)と今信行(2年)が出場しました。6m65以上の跳躍を見せたものが決勝進出となります。今年度、足の故障が続き、調子があまり出なかった友野でしたが、6m84(+0.5)で決勝進出。今は5m95(+1.2)で予選落選。友野舜涼は、13時40分からの決勝で7m00(+1.8)を跳んで4位入賞。南関東大会への出場権を得ました。

男子混成八種競技に出場の櫻井愛貴(3年)は9時45分100m走で11秒48(-2.2)=757点を出し、全体の2位となりました。櫻井はそのまま調子づき、11時30分走幅跳で2位6m49(+1.3)=695点、13時30分砲丸投で5位9m85=477点、400m走で2位51秒74=736点。第1日目を全体の2位で折り返しました。

10時女子400m走の中島凜(2年)は予選第6組5位1分02秒04で予選落選。10時30分男子400m走の長沢匠人(3年)は予選3組2位49秒87で予選落選。佐藤治樹(3年)は予選4組5位51秒52で予選落選。なお、長沢の記録は全体の9位で、ぎりぎりのところで決勝進出を逃したことになります。

10時男子砲丸投予選1組関矢皓亮(2年) 2位12m16で決勝進出、11時30分予選2組氏井正人(3年) 6位11m54で同じく決勝進出。15時よりの男子砲丸投決勝で、関矢皓亮は12m83で4位入賞。氏井正人は12m47で6位入賞。2人とも南関東大会への出場権を得ました。

11時30分女子1500m予選1組俵やよい(3年)は4位4分41秒47で決勝進出。予選4組古田彩季(2年)は10位5分11秒59で予選落選。

12時10分女子100m走予選5組米田優奈(3年)は1位12秒52(-0.5)で準決勝進出。続く男子100m走予選1組西永優作(3年)は2位10秒93(+0.1)で準決勝進出、予選5組那須恵翔(3年) 3位11秒15(-2.1)で準決勝進出。激戦の100m走で男女3名の選手が予選を突破したことは「チームやまと」にとっては初めてのことでした。

13時、女子5000m競歩決勝、平井日菜(3年)は28分18秒11で4位入賞。南関東大会出場権を得ました。

第1日目最後の競技である男女4×100mリレーで、「チームやまと」始まって以来の男女とも決勝進出という成果を得ました。15時25分、女子4×100mリレー予選4組で2位 48秒06 安藤穂乃香(3年)-米田優奈(3年)-櫻井瑛美(3年)-藤田貴子(3年)で決勝進出。15時40分男子4×100mリレー予選3組で1位 41秒49 那須恵翔(3年)-西永優作(3年)-古川謙慎(2年)-友野舜涼(3年)で決勝進出。この喜びをどう表現したらよいのか、言葉に詰まります。とくに男子の42秒を切る記録は、これまでの都立高校歴代1位の大記録でした。

第1日目は4種目4名の南関東大会出場権の獲得というすばらしい成果を得た日となりました。

 

第2日目(5月9日・日曜日)

第2日目は、昨日よりも暑さが増しました。選手たちの気持ちは昨日の成果によって高まっていました。

9時30分女子走幅跳予選1組櫻井瑛美(3年)が4位5m51(+3.0)を跳んで決勝進出。14時からの決勝では、櫻井瑛美は5m50(+3.0)を跳んで7位入賞しました。惜しいところで南関東大会出場権を得ることはできませんでしたが、健闘を称えたいと思います。

10時20分男子八種競技の5種目の110mハードル走で櫻井愛貴(3年)はで3位15秒98=735点。さらに櫻井は12時30分やり投で4位38m76=424点、走高跳で2位1m84=661点と大活躍。最後の1500m走では4位で4分55秒86=584点となりました。結果5069点で第2位入賞。堂々と南関東大会への切符を手に入れました。男子混成競技でのこの結果は、「チームやまと」にとっても大きなものとなりました。

昨日、準決勝に進出した男女100m走ですが、やはり決勝への壁は高く、3名とも落選となりました。10時40分女子100m準決勝2組米田優奈(3年)は、4位12秒99(-2.6)となり、準決勝に出場した24名中、17位で準決勝落選となりました。10時55分男子100m準決勝2組西永優作(3年)は4位11秒06(-2.4)となり、3組那須恵翔(3年)は4位11秒13(-2.4)となりました。準決勝に出場した24名中、西永は9位、那須は10位で両名ともぎりぎりのところで決勝進出がなりませんでした。残念なことですが、ここまでの力を3名ともよく出してくれたものだと感動を覚えました。

男女400mハードル走には合計6名の出場者がいました。11時15分女子400mハードル走予選1組畠中すみれ(3年) 4位1分09秒15、3組藤田貴子(3年) 1位1分03秒33、4組尾関茜(2年) 3位1分09秒96、以上から藤田貴子が決勝進出できました。11時40分男子400mハードル走予選1組佐々木陽太(3年) 3位54秒51、2組菅野真(3年) 7位1分04秒79、3組宇津木大輝(3年) 6位58秒79、以上から佐々木陽太が決勝進出できました。14時20分、女子400mハードル走決勝、藤田貴子が4位入賞、1分03秒51で南関東大会出場権を得ました。また、続く男子400mハードル走決勝、佐々木陽太が5位入賞、54秒08で南関東大会出場権を得ました。

15時05分、昨日の大健闘の結果、女子1500m決勝に出場の俵やよい(3年)は、11位4分45秒61で惜しくも入賞は逸しました。

昨日、決勝進出を決めた男女4×100mリレーが最後の競技となります。まず女子は15時40分、安藤穂乃香(3年)-米田優奈(3年)-櫻井瑛美(3年)-藤田貴子(3年)のメンバーで、48秒45で8位入賞となりました。残念ながら、南関東大会出場権を得ることはできませんでしたが、大健闘。続く男子は、那須恵翔(3年)-西永優作(3年)-古川謙慎(2年)-友野舜涼(3年)のメンバーで41秒53を出し、5位入賞、南関東大会出場権を得ました。

 

第2日目も4種目で南関東大会出場権を得て、2日間で8種目となります。ここまで「チームやまと」が都大会で結果を出したことはこれまでありません。新型コロナウイルスの影響で練習も大会もままならない状況の中で、生徒たちがここまで自主トレーニングを中心に自分たちを鍛えてきたことがその原動力であると思います。まだあと来週の2日間があります。さらなる活躍を期待したいと思います。

以下に結果を記します。(写真提供:東海林元)

 

東京都大会入賞者(各種目8位以内の入賞者)

男子

400mハードル走 第5位、佐々木陽太(3年)54秒08

走幅跳 第4位 友野舜涼(3年) 7m00(+1.8)

砲丸投  第4位 関矢皓亮(2年) 12m83/第6位 氏井正人(3年) 12m47

4×100mリレー 第5位 那須恵翔(3年)-西永優作(3年)-古川謙慎(2年)-友野舜涼(3年) 41秒53

男子混成八種競技 第2位 櫻井愛貴(3年) 100m走11秒48(-2.2)=757点・走幅跳6m49(+1.3)=695点・砲丸投9m85=477点・400m走51秒74=736点・110mハードル走15秒98=735点・やり投4位38m76=424点・走高跳1m84=661点・1500m走4分55秒86=584点 総合点数5069点

女子

400mハードル走 第4位 藤田貴子 1分03秒51

5000m競歩 第4位 平井日菜 28分18秒11

走幅跳 第7位 櫻井瑛美(3年) 5m50(+3.0) 

4×100mリレー 第8位 安藤穂乃香(3年)-米田優奈(3年)-櫻井瑛美(3年)-藤田貴子(3年) 48秒45

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