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2024/04/09 イベント

校長だより R6.4.8

4月8日(月)、桜が咲き誇る中、令和6年度 第1学期 始業式を行いました。

今年度4月から、前任の鈴木校長からバトンを受けとりました校長の高野です。私から校長講話で以下のような話をさせていただきました。

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府中工科高校は、野球部をはじめ部活動が盛んで、国家資格の取得に学校を上げて取り組んでいる、そして多くの人が希望する進路を実現させている。昨年まで外から見ていた私の府中工科高校に対する印象です。そこに通う生徒たちはどんな生徒だろうと、とてもワクワクして今日の始業式を迎えました。先週は春休みでしたが、部活動などで登校している人と廊下ですれ違う時にさわやかな挨拶をしてくれました。また、今日、私が話をしているときの皆さんの聞く姿勢はとてもすばらしいと感じています。基本的な生活習慣が、身についている皆さんに好印象を持ちました。皆さんが通うこの府中工科高校の校長として1年間勤めていきます。どうかよろしくお願いします。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

校長として始業式にあたり、私が座右の銘にしている言葉の話をします。「すべては心の持ちよう」 私はこの言葉を大切にしています。何か物事が起きた時、その時の「心の持ちよう」で、その後の行動の仕方が変わることがよくあるからです。この間、読んだ小説の中で、このような一場面がありました。「主人公の女性と、女性と付き合っている男性が並んで歩いていました。小さな交差点に差しかかったとき、信号が赤に変わり、前を歩いていた親子が車道の前で止まりました。その女性もその横に止まろうとしましたが、男性は車が来なかったため、親子を抜かして赤信号を無視してわたっていきました。」小説では、この後、主人公の女性はこの男性と付き合うことを辞めます。男性の行動からその人の心、人間性が見えてしまい、自分とは生き方が違うと感じたことが、別れる理由として語られていました。小説の中で語られているように、その人の人間性や生き方はその人の行動の仕方に表れます。その行動の源になるのが「心の持ちよう」です。裏を返せば、心の持ちようによって、行動の仕方は変わり、行動の仕方によって、その人の人間性や生き方が決まってくることになります。

心の持ちよう一つで、行動の仕方が変わり、行動の仕方が変わることで、生き方が変わる。そして、生き方が変われば、自分の未来を変えることができる。

だから、私は行動の源となる「すべては心の持ちよう」という言葉をとても大切にしています。

今日から、新年度が始まります。3年生は進路活動が本格的にスタートします。2年生は学校の中心として部活動や行事での活躍が求められます。仲間と伴に様々なことにチャレンジする時、時には、いやなことや、苦しいことに取り組まなければならないかもしれません。その時こそ、皆さんには、心の持ちようを整理して、前向きに取り組み行動することを期待しています。前向きな取組が、将来の可能性を大きく拡げてくれるはずです。この1年が、全ての皆さんにとって、充実した年になることを願っています。