
6月4日の公共の授業では、「どのモノサシで社会を切るのか」をテーマに、
公正さについて考えながら学習を進めました。
■ ロールズの考え方

ロールズの思想をもとに、「公正な社会とは何か」について学びました。
■ 無知のヴェール
「無知のヴェール」とは、自分が社会の中でどのような立場になるか分からない状態で、
ルールや分配を考えるという考え方です。
授業では「ケーキを3つに分けるならどうするか」という例をもとに話し合いを行いました。
その結果、どの立場になっても不利にならないような、公平な分け方の重要性に気づきました。

■ 見えにくい不公平(左利きの視点)

社会の中には、多数派に合わせて作られている仕組みが多く存在します。
例えば、教室の窓は右利きの人が書きやすいよう左側に配置されていることが多く、
左利きの人にとっては不便さを感じる場合があります。
授業では左利きの人の苦悩に関する動画を視聴し、「見えにくい不公平」について理解を深めました。
※2月10日は「左利きの日」です。
■ 功利主義とその課題
社会全体の幸福の最大化を目指す「功利主義」についても学びました。
一方で、多数の幸福のために少数が不利益を受ける可能性がある
といった課題についても考えました。
■ 共有地の悲劇
共有資源を自由に使った結果、資源が枯渇してしまう「共有地の悲劇」について学びました。
この内容から、社会においてルールや調整が必要な理由を理解しました。
■ 公正さとは何か
授業のまとめとして、「公正さとは何か」について考えました。
自分がどの立場になるか分からないという視点に立つことで、
すべての人が生きやすい社会の在り方を考えることの大切さに気づきました。
■ トロッコ問題

最後に「トロッコ問題」を通して、命や選択の重さについても考察を深めました。
■ 個別の学びの様子

生徒たちはタブレットも活用しながら、自分の考えを整理し、理解を深めていました。
■ まとめ
「もし自分がどんな立場になるかわからないとしたら?」という視点から、
誰にとっても公平で生きやすい社会とは何かを考える授業となりました。