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東京都立足立工科高等学校

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2025/07/22 学校の様子

地域連携で防災意識を高める!西新井第二小学校の児童が本校を訪問

 

7月某日、本校の向かいに位置する西新井第二小学校の6年生と先生方が来校されました。

地域連携の一環として、小学生の防災意識と救命知識を高めることを目的としたものです。

本校には、防災士上級救命士の資格を持つ生徒が12名在籍しており、

今回はそのうち7名が講師として、児童たちに貴重な講話を行いました。

 

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防災と救命、クイズ形式で楽しく学ぶ

講話では、「防災士」とは災害による被害を減らすこと、

「上級救命士」とはAED(自動体外式除細動器)の知識を学び、

救急車が到着するまでの応急処置ができること

といった基本的な役割の説明から始まりました。

 

生徒たちは、小学生に理解しやすいよう、クイズ形式で積極的に質問を投げかけました。

  • 「学校のどこにAEDがあるか知っていますか?」
  • 「家族が働いている場所で災害が起きたらどうする?」
  • 「家で薬はどこに置いてあるかな?」
  • 「地震が起きたらどこに避難する?」
  • 「学校にいるときに雷が鳴ったらどうする?」

など、具体的なシチュエーションを想定した質問に、

児童たちは元気いっぱいに答えてくれました。

 

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また、児童たちからは、災害時に役立つ

おかしも」(おさない、かけない、しゃべらない、もどらない)や

いかのおすし」(いかない、のらない、おおごえをだす、すぐにげる、しらせる)といった、

子どもならではの覚え方も紹介され、感心させられました。

 

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工科高校ならではの施設見学と地域のリスク共有

講話の後は、工科高校ならではの専門教室や、体育館でのクラブ活動の様子、

そして災害時に備えた備蓄倉庫などを見学してもらいました。

 

 

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最後に、荒川が氾濫した場合を想定した、

学校近辺の浸水深や浸水時間を表すハザードマップを用いて説明が行われました。

これにより、児童たちは身近な地域の防災リスクについて、

より具体的に理解を深めることができました。

 

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今回の交流を通じて、西新井第二小学校の児童たちが防災や救命について楽しく学び、

いざという時に役立つ知識を身につけてくれたことと思います。

本校はこれからも、地域と連携し、防災教育に力を入れていきます。