校長 沖山 栄一
令和5年度 校長挨拶
世田谷泉2.0をめざして
都立世田谷泉高等学校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。今年度3年目となります校長の沖山栄一です。
どうぞよろしくお願いします。
小中学校で不登校だった人、中学校卒業時に進学も就職も選択しなかった人、長期欠席が理由で他の高等学校を中途退学した人、そうし た経験をもつ皆さんのためにチャレンジスクールである世田谷泉高校はあります。学力検査もなく調査書の提出も不要という特別な入学者選抜方法、三部制・総合学科・単位制という学校の仕組み、相談や支援の専門家がどんな学校よりも多く配置されていることなど、こうした特色は全て皆さんを応援するためにあります。
一方で、これまで本校では、入学後に登校が安定しなくなり中途退学する生徒も少なくありませんでした。登校できなければ単位が修得できず、卒業をめざせなくなってしまうからです。しかし、「不登校は問題行動ではない」のですから、登校できないこと、教室で授業が受けられないことで「自分はダメだ」と悩んだり苦しんだりしないでよいのです。大切なことは、学ぶことです。どうすれば学ぶことができるかを、一緒に考えて取り組みましょう
学校だけでできることは限られますが、本校はこれまでにない取組にも挑戦し、生徒が不登校を苦しむ必要がない学校、不登校という概念のない学校(社会)の創造をめざします。いつでも・どこでも・どのようにでも学ぶことができる学校。それが本校のめざしている「世田谷泉2.0」です。