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2025/06/19 学校行事
立教大学経営学部 細田ゼミ訪問の実施報告
6/12(木)、「政治・経済」の授業の一環として、立教大学経営学部の細田ゼミ(会計学専門)を訪問し、当校3学年生徒22名が授業に参加しました。
授業は、株式会社サイファ(事業内容:経営コンサルティング・企業研修など)の玉木氏による特別講義および演習が行われました。実例を取り上げながら、会計学をビジネスでどのように生かすことができるのかについて考察しました。
3年次演習の授業では、空港会社などの事例をもとにビジネスシステム分析のフレームを用いて企業戦略を分析したり、自動車会社の経営戦略についてSWOT分析を用いて考察したりする方法を学びました。2年次演習の授業では、会計を通じて企業経営の安全性分析をグループ行いました。当校生徒も大学生のグループに加わり、専門用語や資料の読み方を教えていただきながら、ディスカッションに参加しました。
授業外では、当校のOG(75期)との座談会を実施し、進路や大学生活のことについて様々な質問をしました。卒業生と在校生ということで距離感も近く、等身大の悩みについて相談できる場を作っていただきました。
ゼミ訪問に参加した生徒の感想を一部紹介します。
「オープンキャンパスなどでその学校の外観や雰囲気は味わえますが、実際通うとなった時にどんな授業をどのくらいの人数でやるのかという細かいところまで知ることは難しいので、今回とても貴重な機会でした。やはり高校とは全然授業の感じも違うと分かり、楽しそうだなと改めて感じました。ありがとうございました。」
「とても面白い授業だった。自分自身、経営・経済に関心があって、今回具体的で身近な内容に踏み込んだ授業だったので明確に大学生活のイメージができた。特に勉強になった点は、行動の細分化にあると思う。空港のリテール事業はチェックインからフライトまで、顧客を囲い込める構造になっていて言わば砂漠の水状態、この構造がサービスエリア、駅、キャンプサイトなどに考えを応用できるのは共通点が拓けたみたいで楽しかった。」
「身近な企業をキャッシュと負債、負債を払える能力(ICR)の面から捉えるとどのような企業戦略かで、どのような問題点があるかが結構明確に分かるのが自分的には結構驚きで、聞いていて自分の考えが発展したような楽しい気分になった。また単純に自己資本が沢山あるから負債全部返す!ということではなくて、レバレッジを大きくするためにあえて資本の元本を増やしているのだと知ると納得しました。 」
このような機会を作ってくださった、立教大学経営学部准教授の細田雅洋先生、細田ゼミの学生の皆さん、株式会社サイファの玉木様に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。