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2026/02/27 お知らせ
水質分析システム
ますます充実!新分析システム導入!!
「水質分析システム」
今回「水質分析システム」としてイオンクロマトグラフ、高速液体クロマトグラフ、紫外可視分光光度計という3種類の分析装置が導入されました。
水溶液中でイオンとして存在している物質を分離定量する方法をイオンクロマトグラフィーといい、その装置をイオンクロマトグラフといいます。水質分析などの環境測定や、工業、医薬品、食品分野の品質検査など幅広い用途で使われています。
イオンクロマトグラフィーは液体クロマトグラフィーの一種で、主にイオン成分を分析する技術です。イオンクロマトグラフィーの特長は、1回の分析で複数のイオン成分を同時に分析すること、ppt〜ppmレべルのイオン成分の分析ができること、NO2–、NO3–のような酸化状態の異なるイオン成分を別々に定量することなどが挙げられ、主に無機の陰イオンと陽イオンの測定を行うことができます。また、一部の有機酸やアミンの測定も可能です。 例として、水道水中の陰イオン、陽イオン、排ガス中の NOx、Sox、雨水中の陰イオン ・超純水中の微量イオンの分析などが可能となります。
【イオンクロマトグラフ】

高速液体クロマトグラフ(HPLC)は、液体試料中に溶解している複数の成分を迅速かつ高精度で分離し、定性・定量分析を行うための分析装置です。HPLCは医薬品、食品、環境分析など、さまざまな分野で利用されています。特に、低分子から高分子、イオン性・非イオン性の化合物を対象にした分析が可能で、幅広い用途があります。今回本校に導入されたシステムでは、還元糖の分析とビタミンの分析ができる装置構成となっていて、主に食品分析を行うことができます。
【高速液体クロマトグラフ】

紫外可視分光光度計は、さまざまな波長の混合である光を単色光に分けてサンプルに照射することで、波長ごとの透過や反射を測定する装置です。これらの値をグラフで表したものは「スペクトル」と呼ばれ、物質はその種類や状態によって固有のスペクトルを示します。これを利用し、分光光度計は物質の同定や分子構造の解析など、さまざまな解析用途に用いられます。また、Lambert-Beerの法則を用いて、サンプル溶液の濃度を定量することも可能です。
分光光度計は、液体サンプルから固体サンプルまで、環境・食品・工業・化学・生物などさまざまな分野における測定や分析に用いられ、環境水や排水中の金属や残留農薬・微生物などの含有量の調査、食品の成分分析、医薬品の溶出試験や不純物の定量、核酸やタンパク質の濃度や純度を検査することも可能です。
【紫外可視分光光度計】

今回導入されたこの分析システムは、3年生の課題研究はもとより、2年生のIT・環境実習や1年生の環境探究基礎などの環境系の授業でどんどん使っていく予定です。
これらの他にも試料や分析内容に応じた分析機器が多数あります。環境や化学、食品の分析などに興味があり、これらの分析システムを使って実験や研究をしたいと思った人は、是非本校に入学してください!