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2025/11/20 学校行事
2年生修学旅行(北海道 小樽・石狩・札幌)
杉並工科高校の2年生が、令和7年11月11日から令和7年11月14日まで、3泊4日で北海道(小樽、札幌、石狩)へ修学旅行に行ってきました!
IT・環境科として初めての修学旅行になります。
【一日目】
小樽での班別行動で、運河や歴史的な街並みを巡り、小樽の文化に触れることができました。

降雪もあり、非常に寒かったです。でもこれも北海道ならではですね。

【二日目】
コースごとに分かれての体験になります。
歴史学習コース、名産名所コース、食い倒れコースの3コースに分かれて活動しました。
歴史学習コース
①ウポポイ
ウポポイは北海道白老町にある日本初のアイヌ文化センターです。
アイヌ民族は日本列島北部に先住し、自然と共生する文化を築いてきた民族です。

②登別地獄谷
北海道登別市ある爆裂火口跡で、直径約450メートルの規模があります。噴気孔や間欠泉を間近に観察することで、地球のエネルギーを実感できます。

③登別クマ牧場
エゾヒグマの生態や習性について直接観察し、野生動物の保護と共生の重要性を理解することを目的としています。

名産名所コース
大倉山展望台やエスコンフィールド、羊ヶ丘展望台などを見学しました。
大倉山展望台に向かうリフトです。

エスコンフィールドHOKKAIDOは、北海道北広島市Fビレッジにある開閉式屋根付き野球場です。

羊ヶ丘展望台、有名なクラーク博士像です。

食い倒れコース
中央卸売市場やJAとれのさと、ラーメン横丁などを廻りました。

【三日目】
洋上風力発電所
午前中は石狩市の洋上風力発電所を見学しました。 再生可能エネルギーの現場を間近で体験することができました。石狩市の方の説明を受け、事前に学習した内容の理解をさらに深めることができました。

お昼は美味しいしゃぶしゃぶを頂きました。

石狩市立花川北中学校との交流
午後の花川北中との交流では、出前授業を行いました。出前授業では、杉並工科の生徒が先生になり、杉並工科の授業で学んだプログラム学習やプラスチック再生に関する講義を行いました。IT・環境科の授業を通して、花川北中の生徒と交流を深めることができました。
プログラム学習では、花川北中の生徒のみなさんが、実際に「画像認識によるAIモデルの作成」を実践しました。情報技術の基礎を理解し、デジタル社会におけるスキル習得の意義を認識することができたのではないでしょうか。

また、プラスチック再生に関する講義では、環境負荷低減のためのリサイクル技術や持続可能な社会の構築に向けた取り組みについて説明し、実際に「生分解性プラスチックを用いたルアーづくり」を体験していただきました。身近な課題であるプラスチック問題を科学的視点から捉え、環境保全の重要性を学んでいただけたらうれしいです。


上記の交流は新聞にも取り上げられました。
2025年11月14日 毎日新聞 北海道版(毎日新聞提供)

また石狩浜海浜植物保護センターで海岸の保護活動を行いました。

さらにLNG(液化天然ガス)基地も見学しました。
LNGの輸入から貯蔵、気化、供給に至るまでの一連のプロセスについて専門家から説明を受けました。LNGの利用に伴う環境負荷や再生可能エネルギーとのバランスを取るための課題についても理解を深めることができました。
【四日目】
札幌市内観光
班ごとに分かれて、札幌中心部で散策を行いました。 札幌の名所を訪れ、北海道の歴史や文化に触れることができました。

「実際に現地の人々と深く交流しながら、さらには本校の主テーマであるITと環境について探究を進めていく」という新しいタイプの修学旅行になりました!
来年4月には3年生になった花川北中の生徒が修学旅行で東京を訪れますが、本校の生徒が東京を案内する予定です!
今後も交流を続けていきます。