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東京都立杉並工科高等学校

ニュース

2025/09/03 お知らせ

本校の第1期生が来校されました!

 

令和7年9月3日(水)、本校の第1期生3名が来校されました。

本校は昭和38年(1963年)4月に杉並工業高校としての初めての入学式がありましたので、その当時の生徒の方々ということになります。

以来60年余りの歳月が流れております。

お仕事を退職され、「身の回りを整理していたら古い卒業アルバムや資料が出てきたのでぜひ母校に寄贈したい」ということで、今回来校される運びになりました。

1期生来校2 1期生来校1

3名の方が卒業された1960年代は、日本がちょうど高度成長期の真最中で、技術を持った人材を待ったなしで育成する必要があり、工業高校の開校ラッシュだったとのことでした。当時10校近くの工業高校が誕生しています。

1期生来校3

「旋盤は全ての基本です」とおっしゃられていました。

企業に就職し製品開発をする時、自分で図面を描いて試作品を作る場面があり、高校で行った旋盤の実習がとても役立ったとのことでした。

3名の先輩方全員が実社会で長年技術の道を歩んでこられています。

1期生来校5

製図台を愛おしむような眼差しで見つめられているのが非常に印象的でした。

「高校時代に現場の技術に慣れ親しんでいると、社会に出たときにすぐに仕事に結びつきやすい」とおっしゃられていました。

そこが工業高校(工科高校)の良さなのでしょう。

1期生来校4

杉並工科高校は今年度で機械科が閉科になりますが、今回1期生がこの場を訪れたのも何か偶然ではないような気がします。

諸先輩方から新しく誕生するIT・環境科についてもアドバイスやエールをいただきました。誠にありがとうございました。