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2025/08/05 学校行事
野外体験研修に行ってきました!
今年もIT・環境科の学びの一環として7月30日(水)から31日(木)の一泊二日、奥多摩湖畔の山のふるさと村で、1学年の希望者を対象にした野外体験研修を行いました。
野外体験研修は、奥多摩湖畔の森林や人間の影響を受けた生態系が存在する里山で、フィールドワークや野外体験を行い探究心・好奇心を育むこと、「環境探究基礎」の内容に基づき現地に訪れてより発展的な内容を主体的に学ぶこと、を目的に昨年度から始めました。
今回はIT・環境科1年生5名が参加し、奥多摩湖畔のケビンに宿泊し、水質調査やガイドウォークなどのフィールドワークや野外体験を行いました。
1日目は奥多摩駅から送迎バスで山のふるさと村に移動しました。到着後まず水質調査を行うため奥多摩湖に流れ込む沢に向かいました。今年は降雨量が少なく湖の貯水率が6割程度であったため、奥多摩湖端の水質は調査できませんでしたが、湖に流れ込む沢での調査は行うことができました。
次に薪を使って焚火による飯盒炊爨(はんごうすいさん)を行いました。薪を燃焼させ続けるのに苦労しましたが、無事に「カレーライス」のご飯として食べることができました!
夕食後星空観察を行い、都会では見られない星空を見ることができました。昨年はツキノワグマ出没の影響で夜間・早朝外出禁止となり、これらの体験を中止しましたが、今年は予定どおり行うことができました。
二日目の朝食は、「パックドック」作りを行いました。炭や薪も使わず、使用済み牛乳パックを燃料とすることで、限られた資源を工夫して利用することを学びました。火加減が難しく部分的にコゲもできましたが、アツアツのホットドックを皆おいしくいただきました。
チェックアウト後ビジターセンターに移動し、ガイドウォークを行いました。今回は「植物の生きるための工夫」をテーマに解説員の指導の下、植物の生態についてより深く学ぶことができました。短時間でしたが生徒も興味を持って解説を聞くことができました。
昼食後送迎バスで奥多摩駅に戻り、氷川キャンプ場近くの河原で水質調査を行いました。川の水の冷たさや、多摩川上流の自然や水質の良さを直に感じることが出来ました。前日の奥多摩湖に流れ込む沢の水のデータと、奥多摩湖から流れ出た場所の水のデータを収集することができ、有意義なフィールドワークとなりました。
今回参加した生徒からは「なかなか触れることのできない奥多摩の自然を感じられて良かった!」「杉工に入学し、このように本物に触れる機会が持てて良かった!」等の感想が聞かれました。今後も本物に触れる体験を充実させ「五感を刺激」し、探究心を育みます!