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2025/06/16 学校行事
自然の中で感性を磨こう!!
6月13日(金)の理工環境科3年生の実習で、善福寺公園にフィールドワークに行きました。少し雨がぱらついていましたが、すぐに止んで曇り空でしたが過ごしやすい天気でした。
始めに善福寺公園サービスセンターに行き、手続きをして腕章を借りました。その後、サービスセンターそばのところで採水し、上の池をゆっくり周りました。そして、下の池でも採水し、学校に持ち帰ってpHやCOD(化学的酸素要求量)、DO(溶存酸素量)や透視度を測定しました。
園内には、アジサイが咲き乱れていました。色が何種類にも分かれていてきれいでした。
園内を歩きながら、鳥の鳴き声に耳を傾けたりトンボを追いかけたりしました(トンボは、3種類ほど見つけました)。
アサザ(水草)の黄色い花がきれいでした。カワウが魚を狙っていたり、カイツブリの巣に雛がいて、親が育てているところも観察できました。鳥の観察には、双眼鏡が役に立ちます。
上の池でも下の池でも、本日は外気温より池の水温の方が高かったです。遅の井の滝でも水温を測ってみました(17℃でした)。水が冷たく透明で、小さな魚たちがたくさん泳いでいました(魚たちはおそらくモツゴだと思います)。2年前に来たときは、ここでカニを見つけました。
下の池の鯉が寄ってきました。下の池では、カルガモがいましたが、昨年までと比べると数が減っていました。水草とアオミドロが大量に発生していて、カモが泳ぎにくい環境になってしまったからかもしれません。善福寺川に流れ出る流水口のそばにスイレンが広がり白とピンクの花が咲き、コガマが伸びていました。
化学的観点からの環境分析も大切ですが、公園内の植物や鳥、昆虫などに目を向けて、自然観察から感覚的に学ぶことも大切だと考えています。知識だけが入っていても自然の重要性を感じ取れる感性を磨いておかないと行動に結びつきません。杉並工科高校では、この感性を磨くために多くの「自然に触れる学び」があります。
このように杉並工科では「感性を磨く行事や授業」を行っています!
【宿泊行事】
1学年HR合宿(1学年全員4月、山梨県)、野外体験研修(1学年希望者7月、奥多摩町)、
2学年修学旅行(2学年全員11月、北海道石狩市)、マレーシア語学研修(全学年希望者7月末~8月上旬、マレーシア)
【授業】
1学年「環境探究基礎」(1学年全員)、2・3学年「IT・環境実習」(2・3年全員)、
2・3学年「課題研究」(環境系のテーマ)、3学年選択科目「環境概論」、「SDGs実践」
【種の系統保護、生物多様性保護活動】
「杉並メダカの系統維持」、「ビオトープ管理」