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2024/11/14 学校行事
3大学による高大連携授業
11月13日(水)5~6時間目、1年生各教室と視聴覚室において3大学4名の先生による授業が行われました。
・法政大学 理工学部 電気電子工学科
専任講師 佐々木 秀徳 先生
講義テーマ(IT × 電気電子 = ∞ データサイエンスと電気電子の融合が切り開く未来と挑戦)
概要:世の中ではIT・データサイエンスを活用し、よりよい社会を実現していく取り組みが盛んに行われています。法政大学理工学部電気電子工学科ではデータサイエンスの知識を実社会に適用することを目的に、さまざまな研究を行っています。本授業では大学で行っている研究の一部を紹介し、理工学部でデータサイエンスの知識を深く学ぶ利点を紹介します。
・法政大学 生命科学部 環境応用化学科 法政大学大学院・理工学研究科応用化学専攻
教授 渡邊 雄二郎 先生
講義テーマ(鉱物を用いた環境浄化)
概要:鉱物(玄武岩(ケイ酸カルシウム)、ゼオライト、層状複水酸化物、水酸アパタイト)による大気中の二酸化炭素の回収、水中の富栄養化物質の回収および、福島県土壌中の放射性セシウムの回収・固定化に関する研究を紹介します。
・東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科
教授 鈴木 伸治 先生
講義テーマ(雨の気候変動と農業について)
概要:地球温暖化や気候変動、あるいはSDGsといった言葉を日常で頻繁に耳にすると思いますが、皆さんは普段の生活で「気候が変わってきている」ということを感じとれているでしょうか?また皆さんは、食べることを通して、農業の重要性をどの程度実感できているでしょうか。本講義では、世界で起こっていて、また日本でも起こっている「雨の気候変動」に焦点を当て、農地や農業にどのような影響を及ぼしているのか、これらの問題に、データサイエンスがどのように役立てられるのかをお話しします。
・福岡工業大学 情報工学部 情報工学科
教授 馬場 謙介 先生
講義テーマ(情報検索)
概要:情報検索について勉強します。インターネットでの検索をはじめとして、情報検索は私たちの生活の様々な場面で活用されている技術です。コンピュータの発達と普及によって膨大なデータが扱えるようになり、そこから目的の情報を効率的に、正確に見つけることが求められています。本講義では、情報検索の基本を具体的な例で確かめながら勉強します。また、近年注目されている人工知能についても、情報検索がどのように関係しているかを解説します。
福岡工大の授業はオンラインによる授業でした。
いずれの講義も、現代社会が直面する諸課題についての最新の研究で、非常に興味深いものでした。
そのような講義を高校の授業で聴けることは大変ありがたいことです。
今年度から本校はIT・環境科が誕生しましたが、ITと環境をいかにコラボレーションさせていくかが、テーマであり課題であるのですが、貴重なヒントをいただいたと思います。
講師の先生が、生徒に向けて、様々なことに「なんで、なんで」と常に疑問をもち、つきつめていってほしい、とおっしゃられていました。
今後、課題研究などに取り組んでいくことになるかと思いますが、この姿勢を大切に「気づき」を大事にして、大学に進んで学びを深めたいと思うようになっていってくれたらと思います。
講師の先生方、大変価値ある貴重な授業を誠にありがとうございました。